沖縄県浦添市 -- 海兵隊環境保全課は、年間を通して、負傷した動物を保護する要請の通報をよく受けます。
そしてそのほとんどが沖縄の固有種に関しての通報です。
梅雨真っ最中の沖縄で6月11日、海兵隊施設整備事務所の従業員が、米海兵隊基地キャンプ・キンザーの建物の軒下でうずくまっている鳥を見つけました。
環境保全課の新崎正紀さんは「茶色い鳥がいるとの通報を受け、現場に出向き、軒下を見てみると、それはオスプレイ(日本名ミサゴ)でした。」と説明していました。
ミサゴは沖縄特有の鳥ではなく、渡り鳥です。
新崎さんは「現場に到着した時、ミサゴはかなり衰弱していたので、動物病院に連れていく必要があると判断しました」と述べていました。
日本の法律では、野生の猛禽類を飼うことは許されていません。
新崎さんは、初めに、沖縄こどもの国に電話を掛けましたが、休園だったため、野鳥を専門とする動物クリニックを探す必要がありました。
新崎さんは「沖縄市役所に連絡をして、近くにある動物病院の情報を入手しました。衰弱したミサゴを受け入れ、回復後に自然に帰してくれるというクリニックを見つけました」と説明していました。
ミサゴは完全に回復しつつあり、近々自然に放たれる予定です。