国立中央青少年交流の家 -- 地域の小学5・6年生を対象にしたイングリッシュ・キャンプが国立中央青少年交流の家で開催され、米海兵隊キャンプ富士の全面協力のもと、基地内外で日米文化交流が行われました。
キャンプ富士は、在日米軍の訓練施設で、富士山のふもとにあり、中にはコンビニや食堂、図書館、郵便局、消防署などがあり、地域の人々との交流も頻繁に行われています。
300人の応募者の中から選ばれた30名の小学生は、3日間を通してキャンプ富士の隊員らの助けを借りて英語に親しみ、生きた英語力を身につけるとともに、国際的な感覚を身につけます。
キャンプ富士のクエンティン文乃渉外官は「子どもたちは学校で英語を母国語として話す人たちと交流する機会がほとんどないので、いい機会になると思います」と述べていました。
キャンプ初日は、入国審査やドルへの両替、英語での自己紹介、アメリカの遊びなどを通してキャンプ富士の隊員らと仲良くなりました。
キャンプ2日目は、アメリカでの買い物や食べ物のオーダーの仕方を隊員らに手伝ってもらい練習し、午後には実際にキャンプ富士に移動し、レストランでの昼食や買い物で実践しました。
キャンプ富士の牧師、ネルソン大尉は「このイベントは地域との関係を構築をする素晴らしい機会であり、子どもたちが英語を学び、基地内を訪れ、体験する機会もあります」と話していました。
小学生たちはまた、基地内の消防署や図書館などを見学し、実際に英会話の実力を試す機会もありました。
夕方には国立中央青少年交流の家で、小学生と隊員らがキャンプファイヤーを囲んで、日本やアメリカでポピュラーな歌を歌ったり踊ったりと、楽しい夕べを過ごしました。
ネルソン牧師は「ゲームや音楽でみんな笑顔になり、会場の雰囲気はとてもポジティブに感じました。私は隊員らが子どもたちの良いお手本になったと思います」と感想を述べていました。
このイングリッシュ・キャンプは、キャンプ富士が地域社会と共同で行う最大のイベントで、地元でも人気の日米文化交流には年々応募者が増えてきています。