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沖縄県は7月15日、米海兵隊基地キャンプ・フォスターにある米海軍病院で、米海兵隊太平洋基地の上層部や米軍保健機関と新型コロナウイルス感染症について協議する会合を開きました。

Photo by Lance Cpl. Karis Mattingly

沖縄県と米海軍病院および米海兵隊が新型コロナについて会合

17 Jul 2020 | Lance Cpl. Karis Mattingly U.S. Marine Corps Forces, Pacific

沖縄県は7月15日、米海兵隊基地キャンプ・フォスターにある米海軍病院で、米海兵隊太平洋基地の上層部や米軍保健機関と新型コロナウイルス感染症について協議する会合を開きました。

県と米軍側それぞれの検査体制、感染経路追跡への取り組み、報告の手順などについて意見交換を行いました。

海兵隊の政務外交部長のニール・オーウェンズ大佐は「私たち米軍側は、沖縄県と米軍が新型コロナウイルス感染症に打ち勝てるよう、誠意をもって沖縄県と連携し情報を共有しています」と述べました。

各組織の参加者らは会場へ入り着席し、沖縄における新型コロナウイルス感染の現状について意見を交わしました。

会議の中では、各組織における新型コロナウイルス感染症拡大防止の措置について注目が置かれました。

海兵隊基地では、感染予防措置が強化されたばかりであり、一斉に基地内での行動制限及び基地外における活動の禁止措置が講じられています。

海軍病院長のデイビット・クルラク大佐は、県の代表者に向けて、海軍病院における検査体制について、一度に多数の人数を対象に積極的な検査が実施できていることを伝えました。

さらに、感染経路追跡の取り組みに言及し、海軍病院の感染経路追跡班が少なくとも10日遡り、無症状の陽性者を調査したうえで、検査を必要とする無症状陽性者との濃厚接触者を特定する旨を説明しました。

クルラク大佐は「新型コロナウイルス感染の拡大防止を確実なものにするために、必要に応じて10日に遡り感染者の特定が可能です」と話しました。

参加者は、引き続き情報を共有し、適切な感染防止措置を確認するため、定期的にテレビ会議を開催することで合意しました。

また、明確な計画を打ち立て広く連携をとることで、新型コロナウイルス感染拡大の緩和に取り組んでいくことで意見が一致し、県の代表者、海兵隊上層部や保健機関のメンバーは会場を後にしました。

会合の最後にクルラク大佐は「私たちは、この島に住むすべての人の健康を守るため緊密に連携していきたいと思います」と述べ、会場は拍手に包まれました。

新型コロナウイルス感染症に関しての追加的な情報や基地内の状況、その他のサービスについてはhttps://www.iiimef.marines.mil/Coronavirus/


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