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社会福祉法人「沖縄県社会福祉事業団」と一般社団法人「沖縄県女性の翼」の代表が海兵隊基地内の礼拝堂で、教会員から寄せられた寄付を受け取りました、米海兵隊基地キャンプ・フォスター、2021年4月9日

Photo by Cpl. Karis Mattingly

基地教会から沖縄県の公共団体に寄付

14 Apr 2021 | Cpl. Karis Mattingly and Ike Hirayasu U.S. Marine Corps Forces, Pacific

基地内にある教会は支援を必要とする地元の人々のため、二つの公共団体に3,500ドル(約38万円)の寄付を行いました。

社会福祉法人「沖縄県社会福祉事業団」と一般社団法人「沖縄県女性の翼」の代表がキャンプ・フォスターを訪れ、教会より寄付を受け取りました。

教会からの寄付金の贈呈に続き、両団体からの感謝状の贈呈も行われ、会場は笑顔に包まれました。

基地専属牧師のジェームズ・ハーディ米海軍大尉は「私たちは才能や時間を授かっています。通常ですと、私たちには時間や才能を提供できるチャンスがたくさんありますが、このコロナ禍の中、望むような提供ができていません。ですから、私たちが考えたのは、私たちのできることを提供することでした。この寄付における支援は、より大きな目標に向け、さらに素晴らしい思いやりの心を培かってくれることでしょう」と述べました。

沖縄県社会福祉事業団は、「皆が支え合う温もりのある福祉社会」の形成を目指し、さまざまな支援を提供してきました。

女性の翼は1984年から活動しており、ボランティアは沖縄全域におり、組織とその献身的なボランティアは、地域社会全体で男女平等の重要性を共有することを目指しています。

女性の翼の奥村啓子会長は「米軍と関わるのは初めてですが、たくさんの寄付を頂き、感謝の意を込め、軍関係者の方々にお礼を申し上げたい」と話していました。

ハーディ牧師によると、教会では毎週日曜日、礼拝に訪れた人々が十分の一税を捧げているということです。

教会では集まった寄付を、例年アメリカ国内の慈善団体に寄付していますが、今年はハーディ牧師の娘のセマージュさんが、沖縄県内の慈善団体への寄付を勧めてくれました。

ハーディ牧師の家族は、地域の人々とより強い繋がりを築きたいという熱い想いで、援助の手を差し伸べることで、米軍と地域社会との間にゆるぎない繋がりと友好が芽生えることを願っています。

ハーディ牧師は「この思いは、米軍社会全体に反映されていると思います。私たちは他国民ではありますが、私たちを受け入れてくれている国を支援するために我々の役割を果たしたいと考えています。私たちは仲間を守り、誰かが困っているときには支援の手を差し伸べることが私たちの役目です」と語りました。



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