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沖縄県うるま市石川警察署でキャンプキンザー所属の第3海兵兵站群(3MLG)第37戦闘兵站連隊(CLR-37)に所属する4名が去る7月4日、恩納村真栄田岬での人命救助の功績により大城靖署長から表彰されました。

Photo by AYA ICHIHASHI

水難事故救助功労感謝上贈呈式

27 Oct 2022 | Aya Ichihashi U.S. Marine Corps Forces, Pacific

10月27日木曜日、沖縄県石川警察署でキャンプキンザー所属の第3海兵兵站群(3MLG)第37戦闘兵站連隊(CLR-37)に所属する4名が去る7月4日、恩納村真栄田岬での水難事故救助の功労より大城靖署長から感謝状を贈呈されました。

離岸流で流され、溺れそうになっていた日本人女性をビオ上等兵が中心となり救助しました。

ビオ上等兵(24)、カンブロネロ上等兵(19)、アルカンタラ伍長(21)、ヘルナンデスベガ上等兵(20)はアメリカの独立記念日である7月4日に恩納村真栄田岬に訪れていました。その日は海も特に荒れてなく、人々はマリンアクティビティを楽しんでいたそうです。ビオ上等兵がふと沖の方を見ると、夫婦らしき二人組が手を挙げているのが見えました。何故手を振っているのか?と思っていると、どんどん夫婦が沖へ流されているのを察知しました。夫らしき男性のほうが半分溺れながら、なんとか岸の方へたどり着き、「妻を助けてほしい、」と助けを求めました。一番泳ぎに長けてるビオ上等兵が海に飛び込み救助に向かい、カンブロネロ上等兵は岸で待機、残りの2名は助けを呼びに走りました。ビオ上等兵はダイビングライセンスを持っていて、離岸流の中での泳ぎ方は熟知していたそうです。「女性はライフジャケットを着ていたけど、離岸流で流されパニックになっていた。自分が近づくと遮二無二に手を回そうとしてきたので、彼女にどうか、冷静に、と言いました。溺れている人は時には救助者も溺れさす事があるので。彼女を背負い、離岸流に逆らわず、岸までなんとか泳ぎつけました。カンブロネロ上等兵が途中岸から助けに来てくれました。」と述べました。ビオ上等兵はシュノーケルの装備無しで海に飛び込んだそうです。

大城靖署長が「皆さんの勇気ある行動で尊い命が助かりました。今年に入り石川署管内において、15件の水難事故が発生し、7名の方がお亡くなりになりました。皆さんの勇気ある行動で、尊い命が助かったことを署内一同感謝しております、」と海兵隊員達を称えました。

アルカンタラ伍長がインタビューで「助けを必要とする者がいれば、自分は常にその者を助けるマインドセットはあります、」と述べました。


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