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沖縄県金武町キャンプ・ハンセン所属の第3海兵無線大隊デルタ隊の兵士11名が、同町にある杉の子幼児学園を訪れ英語交流会を行いました。

Photo by AYA ICHIHASHI

海兵隊キャンプ・ハンセン英語交流会

28 Feb 2023 | Aya Ichihashi U.S. Marine Corps Forces, Pacific

冬の寒さが和らいだ2月末日の朝、沖縄県金武町キャンプ・ハンセン所属の第3海兵無線大隊デルタ隊の兵士11名が、同町にある杉の子幼児学園を訪れ英語交流会を行いました。

同園とは月1回ほどの交流を去年12月に数年ぶりに再開させたばかりです。

園児たちは兵士たちが来るのを今か今かと待っていました。

兵士たちと嘉陽貴幸キャンプ・ハンセン渉外官がギターを持って登場すると園児たちはワーッと笑顔になり、大興奮となりました。

嘉陽渉外官のギター演奏で、3,4歳児の園児たちとまず大きな声でアルファベットの歌遊びをして緊張をほぐしました。そのあとは、「ヘッド・ショルダー・ニーアンドトー」を歌いながら体のパーツを指すゲームをし、「ブラウンベア」で色と動物の名前を勉強し、そのあとは体を使った歌遊びをしました。同部隊は1月にも同園に訪問を行っているので、すでに園児たちに顔を覚えられている兵士たちもいて、園児たちから握手をせがまれたり、兵士たちの膝の上に座ろうとする子供たちもいました。

パトリック・マクラナハン伍長は「(自分は)地域貢献ができるボランティア活動のチャンスがあれば全て参加するようにしている」と語りました。

「自分がボランティアに参加する大きな理由の一つに、過去の事件で世間には海兵隊に対し悪いイメージがどうしてもある。それを払拭するために自分たちが地域に対して善い行いをして貢献を行う事は自分たちの役目だと思っている」

フィリックス・ハンプトン3等軍曹は先月の訪問を行った一人で、園児たちに高い高いを何度も何度もせがまれていました。「子供たちとの交流は素晴らしい体験だ」と語りました。3等軍曹は現在単身赴任でキャンプ・ハンセンに配属されており、アメリカ本国に妻子が待っているとの事。

「子供たちに会えないのはもちろん寂しい。だからボランティアや地域交流になるべく参加する様にしている。地域交流をすることで大人はもちろんの事、小さい子供たちにも関われて、新しい視点を学べる」

3,4歳児との交流後、5歳児のクラスの園児たちと「おおかみゲーム」で遊びました。園児たちが大きな声で「How are you?」っておおかみに尋ね、おおかみが「I’m hungry!」というと食べられないように一斉に逃げ出すゲームです。おおかみが怖いと兵士たちと手をつなぐ園児たちもいました。

そのあと、おんぶにだっこに兵士たちに飛びつかんばかりに甘える園児たちでしたが、昼ごはんの時間となり、交流の終わりの時間となりました。名残惜しそうな園児たちでしたが、大きな声で「サンキュー」と遊んでくれた海兵隊の兵士たちにお礼を言ってハイタッチをして別れの挨拶をしました。

また来月の交流会を兵士たちも園児たちもとても楽しみにしています。

 


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