メディアリリース
在日米海兵隊のメディアリリースです。

米軍の泡消火剤(AFFF)流出事故の調査結果
7 Sep 2020
在日米海兵隊は今年4月10日に普天間航空基地にてAFFF(泡消火剤)を含む水を不注意により宜野湾市内へ流出した事故の調査を終え、結果は日本政府、沖縄県、そして宜野湾市に提供しました。

同報告によると、格納庫の消火装置を作動させる引き金となったのは、近隣する屋外でのバーベキューが原因だと明らかになりました。

同報告書に含まれる調査結果に応じて、米海兵隊太平洋基地は今後においても同様の事故の可能性を減らす為の対策を講じました。

これらの対策には、消火装置の動作を完全に理解する為に全隊員を対象にした教育の実施、フライトライン近隣での火気使用に対する規制強化、そして消火装置の動作を明確化した標識の改善をしました。

米海兵隊は日本政府や沖縄県と共に流出対策の一部として普天間航空基地内の土壌と水のサンプルを採取しました。

調査結果によって、水または土壌のレベルいずれからも人の健康を脅かす影響はないと確認されています。

この流出により飲料水減への影響はありません。そして、日本政府と沖縄県により基地の外で行われた水質調査の結果において、PFOS及びPFOAの合算値が政府の定めた目標値を下回った事について前向きに考えています。

日本の国内法では土壌におけるPFOSの基準値が設定されていません。

土壌サンプルの結果において、在日米軍は米国で土壌改良が必要なレベルよりはるかに低い結果が示された事に注目しています。

米海兵隊は隊員とその家族、米軍属、そして日本の地域住民の健康と安全をに引き続き尽力します。またアメリカ国防長官および米海軍長官のガイダンスに従い、既存の泡消火剤を消火活動のおいて軍事仕様を満たす、より環境にやさしい代替品に取り換えていく努力を続けます。

今後とも我々は日本政府、沖縄県、そして市町村と本件やその他の課題に関して緊密に協力してまいります。