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日本人の名前が刻まれた平和の礎をきれいに拭くアメリカ兵。沖縄県主催の沖縄全戦没者追悼式が6月23日、糸満市にある平和祈念公園で執り行われますが、式典を一週間後に控えた15日、自衛隊と米軍とその家族らが祈念公園に集合し、ボランティアで清掃活動を行いました。

Photo by Lance Cpl. Nicole Rogge

自衛隊と米軍が平和祈念公園で清掃活動

18 Jun 2019 | Lance Cpl. Nicole Rogge and Ike Hirayasu U.S. Marine Corps Forces, Pacific

沖縄は太平洋戦争中、日米が死闘を演じた戦場でした。

米軍が194541日、沖縄本島に上陸し、622日までの82日間の激戦で、20万人以上の日米軍人および一般市民が犠牲になりました。

沖縄にとっての終戦記念日は623日で、県主催の沖縄全戦没者追悼式が糸満市にある平和祈念公園で執り行われます。

その式典を一週間後に控えた15日、自衛隊と米軍とその家族らが祈念公園に集合し、日米が交流を深めながら、ボランティアで共同清掃活動を行いました。

ランサム海兵隊一等軍曹は「米軍と自衛隊の関係を構築し、互いをよりよく理解し、彼らの清掃活動を手伝いに来ました」と述べていました。

今回の清掃活動は、23日に行われる式典のため行われ、参加者たちは沖縄戦で亡くなった多くの英霊を敬う気持ちで園内をきれいにしました。

粟島2等陸曹は「沖縄戦では日本人だけでなく、多くの人が亡くなりました。米軍がここに来て、清掃活動を手助けすることはとても重要です」と述べていました。

ボランティアたちは、ゴミや落ち葉を拾い集め、平和の礎をきれいに磨きました。

ランサム軍曹は「隊員たちを強制参加させる必要がなかったのは良かったです。隊員たちは自衛隊とともに働くことの重要性を認識していました」と話していました。


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