キャンプ富士 -- 厚い雲が富士山を包みこみ、朝が明けてくると、冷気と霧があたりを満たしていました。
東京にある陸上自衛隊小平駐屯地の隊員らが日米交流プログラムの一環としてキャンプ富士を訪れ、早朝から同基地に駐留する海兵隊員らに加わり、朝のトレーニングに参加しました。
陸自隊員にとって海兵隊の朝トレはユニークな体験で、海兵隊員がどのような肉体トレーニングを朝からするのか体験でき、加えて英会話のスキルを磨く機会にもなりました。
ケトルベル(砲丸に取っ手が付いたような重り)を使った筋トレや懸垂など、海兵隊では一般的に行われている朝トレが行われました。
朝トレを先導したベラスコ軍曹は「自衛隊員が普段行わないような筋トレを紹介しましたが、みんなよく頑張っていました。彼らにアメリカと海兵隊の文化を紹介し、双方のきずなを強化できればいいですね」と述べていました。
参加者のひとり、柳田3等陸曹は「トレーニングはきつかったです。普段、朝トレはしていませんが、体力を改善するにはいいですね」と話していました。
さらに「海兵隊にはいい筋トレがあるので、それを学ぶことは貴重だと思います。(われわれも)こういった訓練を増やしてもいいのかも知れませんね」と感想を述べていました。