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キャンプ富士に所属するモーニー上等兵が12月30日、沼津市の海岸で清掃活動に参加、大きな木の株を除去しています。

Photo by Katie Gray

キャンプ富士の隊員らが沼津市の海岸で美化活動

7 Jan 2021 | Katie Gray U.S. Marine Corps Forces, Pacific

沼津海浜訓練場で12月30日、キャンプ富士の隊員らが清掃活動に参加しました。

曇り空の北風が冷たい天候にもかかわらず、21名の隊員が1日をかけて約2700リットルの捨てられたゴミや漂着ゴミ、トラック7台分の流木を回収しました。

キャンプ富士の主要施設から車で約45分の場所に位置するこの海岸は、陸・海・水陸両用車両の訓練場として機能し、日本本土で唯一、米海兵隊が管理する海岸です。

この1年間、様々な要因でほとんど遊休状態にあったこの海岸で、在日米軍の活動再開に向け清掃が行われました。

キャンプ富士の訓練場を統括する管理責任者のパケット3等上級准尉は「この海岸でヘリコプターの運用を検討しており、また、水陸両用車両、上陸用舟艇、エア・クッション型揚陸艇などが沼津海岸での運用認定を受けており、水陸両用訓練も視野に入れています」と話し、海岸にある訓練場の可能性に期待を膨らませました。

訓練前の清掃は、海岸を使用する在日米軍や海上自衛隊にとって重要ですが、パケット3等上級准尉は、米軍や自衛隊が使用していない時は、この海岸は地域の住民が自由に使えますと説明しました。

パケット3等上級准尉は「地元の漁師や住民がこの海岸を頻繁に利用しています。私たちはこの地域の清掃をし、瓦礫やゴミがないようにしたいと思っています」と話していました。

「私たちが管理している海岸においては、沼津の地域住民が安心して利用できる環境を提供したいと考えています」

集められたごみの中で、自治体で処分が可能なごみを分別した後、隊員たちは、粗大ごみをキャンプ富士内にあるタイヤや金属、大型の流木などを安全かつ適切に処理できる環境課の施設へ運びました。

米海兵隊総司令官の「Force Design 2030」の変革に合わせて、キャンプ富士ではトレーニングセンター機能の近代化を続けており、沼津海浜訓練場は、外部から訓練に訪れる部隊にユニークな機会を提供する訓練場のひとつです。

このため、施設内の海兵隊員にもキャンプ富士ならではの責任がある、と清掃を企画したヘルナンデス伍長は話していました。


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