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米海兵隊基地キャンプ・フォスターにある米海軍病院で新型コロナワクチンを接種する海兵隊員、沖縄県宜野湾市、2021年2月18日

Photo by Cpl. Karis Mattingly

新型コロナワクチンを接種したのは...

23 Feb 2021 | Cpl. Karis Mattingly U.S. Marine Corps Forces, Pacific

沖縄に勤務する米兵にとって2020年は、新しい(軍内での)制限、新しい任務、頻繁に会うことのできない(祖国にいる)家族、と困難に満ちた年でした。

軍のリーダーたちは隊員を元気づけ、彼らをふるさとにいる愛する家族とつなげておくための新たな方法を模索しています。

沖縄県宜野湾市にあるキャンプ・フォスターの米海軍病院は、米兵に新型コロナワクチンを投与する県内2か所のうちの一つで、隊員たちを病院まで運ぶシャトルバスが用意され、彼らはソーシャルディスタンスを保ちながら接種の順番を待ちます。

多くの隊員たちが自身のため、そして仲間を守るためにワクチンを接種していて、その証に「新型コロナワクチンを接種したのは...」と書かれたステッカーが与えられます。

このステッカーは、ワクチン接種をするそれぞれの思いを表しています。

沖縄に短期赴任しているアレドンド上等兵は「自分は母親のためにワクチンを接種しました。母はコロナの影響で職を失い、義理の父も職を失っていたので、生活するためのストレスと、新たな職探しのストレスで心労が絶えません。実家に帰って、慰め、助けたいと思ったので、ワクチンを接種しました」と話していました。

「母は常々『ワクチンを打ちなさい、ワクチンを打ちなさい』と私に言い続けています。だから彼女のためにワクチンを接種しました。彼女はまだそのことを知らず、彼女を驚かせようと思っています」と説明していました。

彼はワクチン接種後、ステッカーをもらい、仲間に見せると、みんなの注目を集め、みんなの質問が始まりました。それぞれがそれぞれの予防接種についての理由を共有し始めました。

ステッカーは会話のきっかけとなり、みんなが非常に生産的なことをしていること、そして画期的なことをしていることを認識させてくれます。

予防接種を受けた隊員らは、仲間との連帯意識がより強くなると感じています。

最後にアレドンド上等兵は「私にとってワクチンを接種する最も重要な意味は、家族や愛する人たちの安全を保つということです。私たちが健康を維持し、自身の部隊や家族の安全を守るためにすべきことをするべきです」と話していました。



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