キャンプ富士 -- 2年ぶりとなるフレンドシップ・フェスティバルが10月31日、米海兵隊キャンプ富士で開催され、一般公開されました。
会場に足を運んだ地元住民は展示された米軍車両やライブのステージを楽しんだり、陸上自衛隊員や海兵隊員と交流することができました。
通常、初夏に開催されるこのイベントは、コロナが落ち着いてきたこともあり今秋に移行され、基地上層部はハロウィーンンとのタイミングを利用し今回の開催となりました。
本部中隊のイビソン中尉は「フレンドシップ・フェスティバルは、近隣住民とキャンプ富士を結びつける重要なイベントで、コロナ禍の中しばらく開催されていなかったので、殻を破るものでした」と話していました。
イビソン中尉によると、イベントが安全に開催されることを確実にするため、当日まで慎重な計画と再スケジュールなどが組まれ、最終的にはそれだけの価値があったと話していました。
キャンプ富士は日本有数の訓練センターとして、在日米軍と合同訓練を支援し、自由で開かれたインド太平洋に貢献しています。
キャンプ富士司令官のロバート・ボウディッシュ大佐によると、地元社会との強い絆を持つことは、日本と米国にとって特に重要だと話していました。
会場を訪れた地元住民は「海兵隊の事はよくわからないけど、かっこいいです。通常、基地内はアメリカ人だけだと思いますが、今日は日本人の私たちが彼らと知り合え、コミュニケーションを取れるのは、本当にいいことです」と話していました。
イビソン中尉は、地元社会との透明性のある関係を築くことは重要だと話し「私たち隊員がみんなと同じ人間であり、みんなと仲良く交流できることを示す必要があります。自分も子どもの頃、さまざまな背景の人たちと新たに出会うことが大好きでした」と説明していました。