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金城学院大学(愛知県名古屋市)国際情報学部・磯野正典博士ゼミの学生11名がキャンプ・フォスターを訪れパネルディスカッションを行いました。 金城学院大学が女子大学ということもあり、海兵隊や海軍から女性隊員がパネリストとして今回選ばれました。パネリストの職種は海軍病院で勤務する神経内科の軍医、精神科の軍医、第5航空・艦砲射撃連絡中隊(ANGLICO)の大尉や海軍のC-12機のパイロットなど多岐に渡りました。

Photo by AYA ICHIHASHI

金城学院大学国際情報学部・磯野正典博士ゼミの学生がキャンプ・フォスターを来訪

30 Aug 2022 | Aya Ichihashi U.S. Marine Corps Forces, Pacific

金城学院大学(愛知県名古屋市)国際情報学部・磯野正典博士ゼミの学生11名がキャンプ・フォスターを訪れました。学生たちはマイクロバスで基地内を案内されたあと、パネルディスカッションが行われるオーシャンブリーズレストラン内の会議室に向かいました。

金城学院大学が女子大学ということもあり、海兵隊や海軍から女性隊員がパネリストとして今回選ばれました。パネリストの職種は海軍病院で勤務する神経内科の軍医、精神科の軍医、第5航空・艦砲射撃連絡中隊(ANGLICO)の大尉や海軍のC-12機のパイロットなど多岐に渡りました。

学生達が少し緊張した様子で席に着き、準備が整うとキャンプ・フォスター元司令官、現在は海兵隊太平洋基地副司令官のハモンド大佐が学生たちを温かい挨拶で迎えました。大佐には娘が二人おり、一人は看護師になるために大学で現在学んでおり、金城学院大学の学生の皆さんにも今回のイベントを通じていろいろな職業を知る機会となり、将来自分がなりたいものをぜひ見つけてほしい、と言いました。

大佐の挨拶の後、パネリストがまず自己紹介と自分の職種の説明をして、学生が自己紹介の後、質問をパネリストに始めました。学生が「沖縄の基地に駐屯する上で一番のチャレンジは?」と質問すると海軍のパイロットであるクッシュ大尉は「アメリカにいる家族や友達と離れてるのが一番大変だと感じる。時差もあるので、電話をするのも前もって計画をするようにしている。沖縄の人々は温かいので、良い経験しかしていない」と笑顔で答えました。

キャンプバトラー司令部大隊に所属するレット2等軍曹は「家族と会えないのが辛いが、テクノロジーのおかげで今はFacetimeで家族や友人と簡単に繋がれるようになった。自分は海兵隊にいるおかげで、アメリカにいる家族に送金が出来ている。将来、姪や甥が大学に進学する時の費用も援助できるから、時には辞めたくなっても海兵隊で頑張れる」と答えました。

逆にパネリストから「将来何になりたいか?」と質問されると近藤未唯奈さんは「東京のテレビ局のニュースキャスターになりたい。そのために英語の勉強も頑張っている」と答えました。パネルディスカッションのあと、少し緊張がほぐれた学生たちとパネリスト達は自然と小さなグループに分かれて談笑を楽しみました。学生たちが海軍病院の精神科のディレクターのカザーレス大佐に制服の左胸に着けている略綬について質問すると大佐が気さくに答えてくれました。大佐は「一番最初のリボン(綬)は射撃訓練で貰ったもので、一番この中で上のリボンは大きな部隊やプロジェクトリーダーになった時に貰えるもの。2回目からは星のピンになるのよ」と答えました。学生たちはパネリストと一緒に昼食を食べながら色々な意見交換をし、さらに交流を深めて今回の訪問を終えました。


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