ニュース
在日米海兵隊に関する最新ニュースをお届けします。
Photo Information

市民待望のスケートボード場が3月30日、宜野湾市の市民広場に新設され、オープニング式典が開かれた。同スケートボード場は、宜野湾市役所向いの市民広場に開設。敷地は普天間航空基地の一部だが、米軍の裁量により市が利用できる広場の一角に新設された。同市では、いこいの市民パークに続く2カ所のスケートボード場となる。

Photo by Toshiyuki Nakamoto

宜野湾市民広場にスケボーパークがオープン

30 Mar 2023 | Toshiyuki Nakamoto U.S. Marine Corps Forces, Pacific

市民待望のスケートボード場が3月30日、宜野湾市の市民広場に新設され、オープニング式典が開かれた。同スケートボード場は、宜野湾市役所向いの市民広場に開設。敷地は普天間航空基地の一部だが、米軍の裁量により市が利用できる広場の一角に新設された。同市では、いこいの市民パークに続く2カ所のスケートボード場となる。

面積は560平方メートル。クォーターランプやフラットレール、パンクなどを備え、初心者から中級者までが楽しめるコース設定となっている。

30日の式典で宜野湾市の松川正則市長は「子どもたちがスケートボードを楽しみたくても場所がなく、悩みの種だった。場所の提供についてドーベリー大佐に相談したところ、二つ返事で快諾してくれた」と感謝を表明。

普天間航空基地司令官のヘンリー・ドーベリー大佐は「松川市長には、もしスケボー場を作るなら素晴らしい施設にしてくれと依頼したが、その通りになった。ここで練習した子どもたちが将来の日本代表オリンピック選手になれば」と期待を示した。

市の提案を快く引き受けたことへの感謝として松川市長は「ドーベリー・スケートボードパーク」という愛称にしたいとも提案した。

同日、県内で活躍するプロスケーターの才哲治(さい・てつはる)さんと、野原貴志さん、嘉陽田隼斗さんの3人がデモンストレーションを披露。市長らの目の前で擁壁を勢いよく滑る「ウォール・ライド」など、大技小技を披露し、すべりの感触を確かめていた。全日本チームの指導にも関わりスケートボードパークの設計も助言した才さんは「ここで滑る子どもたちのために細かい部分にも配慮がされている。子どもたちにも地域の方々にも利用してほしい」と笑顔で話していた。

スケートボードパークは市民はもちろん市民以外でも利用できる。利用料は無料。市は安全には十分に気を付けた上で楽しんでほしいと呼びかけている。同市によると、西海岸地域の宜野湾海浜公園でも3カ所目のスケートボードパークの設置を計画している。

 

 


More Media