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北谷町つぼみ学童の子供たちにクバサキ高校のカデッツたちが「トイズ・フロム・カデッツ」で集めたおもちゃを12月14日プレゼントしました。

Photo by Aya Ichihashi

「トイズ・フロム・カデッツ」北谷町の学童のおもちゃを寄贈

19 Dec 2023 | Aya Ichihashi Marine Corps Installations Pacific

「サンタさーん!」「サンタクロースだ!!!」「おもちゃ持ってる!!」と子供たちが2階のバルコニーに集まって手を振ります。

北谷町つぼみ学童を訪れたのは米国防省教育部(DoDEA)クバサキ高校のJROTC(高校生に向けた予備役将校訓練課程)に所属するカデッツと呼ばれる士官の候補生たちとサンタクロースです。

カデッツたちが持ってきたおもちゃは放課後や週末に海兵隊基地内のショッピングセンターに行き、空箱の横に立ち、買い物客におもちゃの寄贈を促す「トイズ・フロム・カデッツ」で集められたおもちゃです。それを今回はつぼみ学童1&2に通うこどもたち60名にプレゼントするために訪問しました。

去年の「トイズ・フロム・カデッツ」のイベントでクバサキドラゴンの着ぐるみを着て子供たちを楽しませた高校3年生のルシア・テンガマラさんは今年が最後の参加になります。キャンプ・コートニーに住むテンガマラさんは忙しいスケジュールの合間にコートニーのショッピングセンターでおもちゃの寄贈を募りました。今年はキャンプ・フォスターに箱を置くだけではなく、他の海兵隊基地にも箱を置くことができ、そして海兵隊員や海軍兵の協力を得られたそうです。「今年は去年よりたくさんのカデッツが参加し、このイベントを運営できたことを嬉しく思うし、みんなとても頑張ったと思う」

つぼみ学童に通う子供たち一人ずつにサンタがおもちゃを渡します。みんな満面の笑顔でプレゼントを見つめます。貰ったおもちゃを見せ合う男の子たちが全身で嬉しさを表すかのように飛び跳ねていました。子供たちからお礼の手紙をもらったカデッツたちもうれしそう。

同学童クラブの施設長の石原裕紹氏が「とてもありがたい。子供たちはサンタさんが来るのをとても楽しみにしてました」と子供たちの満面の笑顔を見ながら言いました。

海兵隊キャンプ・フォスター副司令官スペンサー・シュウチェック中佐も学童を訪問し、「クック最先任上級曹長も述べてたように、来年はもっとたくさんの地域の小学校におもちゃをプレゼントする為に基地全体で頑張りたいと思う」と来年の抱負を述べました。

一同はつぼみ学童をあとにして、つぼみ学童2の児童のところへ移動しました。

つぼみ学童2でサンタやカデッツを待ちわびていた子供たちは、彼らの登場に大はしゃぎ。

来る途中の道でも児童や通行人がサンタを見かけては立ち止まり、手を振ったり、写真を撮ったり大騒ぎでした。学童の子供たちは一人一人好きなおもちゃを選び、カデッツたちから受け取りました。そのあとはカデッツのお兄ちゃん、お姉ちゃんたちと貰ったプレゼントを開けて遊びました。レゴを一緒に作る子供、一緒にネックレスを作る子供、そしてポケモンカードの袋をドキドキしながら開ける子、または化学キットを一緒に実験する子供。一同は思い思いの時間を一緒に過ごしました。

去年に引き続き、おもちゃの仕分けや配布先の調整等を担った海兵隊太平洋基地政務外交部(G-7)渉外統括官シドニー・サリヴァンさんは今年も支援出来てとても嬉しく思うと答えました。今年は海兵隊の隊員やその家族たちの善意のおかげで1,200個ものおもちゃが集まり、そして渉外官たちが調整し基地と隣接する16か所の団体に寄贈する事に。

「携わった全員の努力と日米のチームワークがこの素晴らしい慈善活動を支えました」

 

 


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