米海兵隊岩国航空基地 -- アメリカ海兵隊では2020年10月16日、インド太平洋地域で2番目となる第5世代F35BライトニングⅡ飛行隊を第12海兵隊飛行大隊に正式に設立しました。
航空機F/A-18ホーネットからF-35Bへ移行する一環として、第242海兵全天候攻撃飛行隊を第242海兵攻撃飛行隊へと名称を改めました。この移行は日米政府の合意のもと、海兵隊年間飛計画に基づき行われるものです。
F-35Bはこれからの海兵隊航空戦術を象徴し、海兵隊のすべての航空隊において、将来的にはAV-8BハリアーII、F/A-18ホーネット、EA-6Bプロウラーに代わるものとなります。
第12海兵隊飛行大隊は2017年1月、第121海上戦闘機攻撃飛行隊が岩国基地に移設された際、最初の前方駐留F-35B飛行隊を受け入れました。
第12海兵隊飛行大隊は現在、第242海兵攻撃飛行隊に加え、恒久的に二つのF-35B飛行隊を有する海外に駐留する部隊となりました。
沖縄に展開する第1海兵航空団司令官のクリストファー・マクフィリップ准将は、「増強されたF-35Bの機能は、日本に駐留する第三海兵遠征軍における他の第5世代機能と共に、艦隊海兵隊部隊、合同および同盟軍のパートナーを瞬時にサポートすることができます」
「F-35Bは空・海において圧倒的な力を示し、いかなる場所でも敵なしの状態を保ってくれます。これはまさに艦隊海兵隊部隊・統合部隊の扉を文字通り開いたままにする遠征プラットフォームです。日本へのF-35B配備は偶然ではなく、日本との公約の証として、世界のどこよりもより迅速に行われます」と述べました。
F-35Bは“次世代“航空機であり、アメリカ海兵隊の航空戦術の未来を表しています。
F-35Bは、短距離離陸垂直着陸 (STVOL) 機能に加え、先進的な技術を有し、現在のアメリカ海兵隊のプラットフォームであるAV-8BおよびF/A-18の機能を単一の機体に組み込んでいます。
また、F-35Bはこれまでの航空機に比べ、新たな種々の機能を兼ね備えたユニークな航空機なのです。