ケネス K. ロスマン大佐は、ペンシルバニア州出身で、2001年12月14日に少尉として海兵隊に入隊。
パイロット訓練終了後、2001年5月海軍飛行士の資格を取得し、様々な運用や参謀の職を経て、2025年7月に米海兵隊岩国航空基地司令官に着任。
運用分野では、第13海兵遠征部隊として海兵隊ミラマー航空基地所属の第466海兵重ヘリコプター中隊(HMH-466)“ウルフパック”、増強された(REIN)第163海兵中型ヘリコプター中隊(HMM-163)“イーヴィル アイズ”での任務に就き、その間3度「イラクの自由作戦(OIF)」に参加した。2015年に第161海兵中型ティルトローター中隊(VMM-161 REIN)“ペガサス”の分遣隊として、第465海兵重ヘリコプター中隊(HMH-465)“ワーホース”を率い、第15海兵遠征部隊として、米インド太平洋軍、米中央軍、米アフリカ軍の地域へ展開した。2019年に海兵隊ニューリバー航空基地で、第264海兵中型ティルトローター中隊(VMM-264)“ブラックナイツ”の司令官として着任。2020年6月には、海兵隊のフォース・デザイン2030に基づき、第264海兵中型ティルトローター中隊(VMM-264)を解隊した。2020年8月、海兵隊ニューリバー航空基地所属の第162海兵中型ティルトローター中隊(VMM-162)の司令官となり、2021年には第24海兵遠征部隊として増強された中隊を率い、アフガニスタンの非戦闘員退避を支援した。
ロスマン大佐の、参謀としての職務は、第1海兵隊武器戦術飛行中隊(MAWTS-1)でCH-53D/Eのインストラクターと航空機開発・戦術・評価部の攻撃支援スペシャリスト(2009-2013年)、海兵隊総司令部航空部門デジタル相互運用および統合任務計画システム要件担当官(2016-2018年)、統合参謀本部統合運用部中央軍J-35および統合運用部参謀長・部長補佐官J-3(2022-2025年)がある。
ペンシルベニア州クラリオン大学で英語学の学士号を取得、海軍大学で国家安全保障・戦略学の修士号(優秀賞)、国防総合大学の情報・サイバースペース大学で、戦略的情報・サイバースペース学の修士号を取得している。また、海兵隊歩兵将校課程と武器戦術教官課程を修了した。
国防功労章、功績章(2回受章)、航空勲章(打撃・飛行賞9回受章)海軍・海兵隊称揚章(4回受章)、統合軍業績章、海軍・海兵隊勲功章を受章している。
CH-53D、CH-53EおよびMV-22Bでの無事故飛行は、2,600時間を超える。