初夏の陽気となった4月28日、金武町のこども園の園児たちが、海兵隊員のお兄さんやお姉さんたちと元気に手をつないで歩いていきました。
この日、ネイチャーみらい館ではアース・デイにちなみ、地球環境について学ぶビーチ清掃とマングローブ植樹のイベントが開催されました。園児たちの活動をサポートするため、海兵隊キャンプ・ハンセン所属の第3情報大隊とハンセン・シングル・マリーン・プログラムから、計27人のボランティアが参加しました。
第3情報大隊は地域交流活動の一環として、毎月こども園を訪れ英語プログラムを実施しています。そのため園児たちも隊員たちにすっかり慣れており、人見知りすることなく積極的に話しかける様子が見られました。
中でも園児たちに特に人気だったのが、ワイアット・スピーゲル三等軍曹です。彼はボランティアをまとめる立場として、自らも積極的に地域貢献活動に取り組んでいます。沖縄での勤務は3年目を迎え、任期も残り数カ月となりましたが、「沖縄は第二の故郷のような存在で、いつか必ず戻ってきたい」と笑顔で語りました。また、この3年間で日本各地を旅し、四国の山間部も訪れたといい、「出会った人々は温かく、ユニークで楽しい思い出ばかりです」と振り返りました。
海兵隊キャンプ・ハンセンは、金武町との友情と絆を大切にし、長年にわたり地域貢献活動を継続しています。その取り組みは司令官が交代しても受け継がれており、この日も司令官のジョシュア・マヨラル大佐とエリック・コルテズ最先任上級曹長がイベントに参加しました。
園児たちは隊員たちのサポートを受けながらごみ拾いを行い、分別方法について学びました。活動の途中ではカニや昆虫を見つけ、自然の大切さを体感している様子でした。
その後、館内へ移動し、億首川の展望デッキでマングローブについて学びました。沖縄本島には日本に生息する7種のマングローブのうち4種のヒルギが分布しており、ネイチャーみらい館ではそのすべてを観察することができます。億首川河口のマングローブ林では、沖縄本島では珍しいヤエヤマヒルギの群生も見られます。
子どもたちは、片方の大きなはさみが特徴のシオマネキを追いかけたり、胸びれで跳ねるトントンミー(ミナミトビハゼ)を探したりと、大はしゃぎでした。
植樹体験では、隊員たちが掘った穴に、園児たちもスコップを手に協力して土をかけ、計11鉢のヒルギを無事に植えることができました。
活動の最後まで、園児たちは水辺の生き物の観察に夢中になっていました。帰り際には隊員たちに見送られながら、満面の笑みでバスに乗り込み、帰路につきました。