部隊
在日米海兵隊を構成する主な部隊の説明です。

 

アメリカ海兵隊について

 

アメリカ海兵隊の基本的な組織は、海兵空陸機動部隊「MAGTF(マグタフ)」と呼ばれ、紛争や危機に迅速に対応するため、組織の規模を柔軟に変化することが可能で、基本的な部隊編成は次のように定義されています。

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  海兵遠征軍 常設機動部隊で、大規模な有事や危機に対応する主要な戦闘組織(20,000~90,000人)
60日分の物資で、いかなる条件下でも、上陸と陸上での軍事作戦を実施することが可能な部隊
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  海兵遠征旅団 海兵遠征軍と海兵遠征部隊の中間にあたる能力を提供する中規模機動部隊(7,000~15,000人)
30日分の物資で、いかなる条件下でも、上陸と陸上での軍事作戦を実施することが可能な部隊
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  海兵遠征部隊 統合戦闘指揮官の下、揚陸即応群の艦船で前方展開する機動部隊(~2,200人)
15日分の物資で、いかなる条件下でも、上陸と陸上での軍事作戦を実施することが可能な部隊
       

マグタフではあらゆる紛争や危機に対応できる規模で兵力を提供でき、空または海から、あるいはその両方から迅速に展開でき、どんな任務であっても次の4つの部隊要素から構成されています。

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  司令部隊 司令部、情報、通信、管理支援を提供する部隊で構成
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  陸上部隊 陸上作戦を実施するため、任務に応じて編制され、歩兵、砲兵、偵察、装甲、軽装甲、水陸両用強襲車両、工兵、その他の部隊で構成
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  航空部隊 攻撃および防衛作戦を実施する航空部隊で、6つの機能(強襲支援、対航空機戦、攻撃航空支援、電子戦、航空機とミサイルの管制、航空偵察)を果たすため、任務に応じ編成
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  兵站部隊
(補給部隊)
マグタフ全体の即応性と継続を維持する上で必要な機能・物資を提供。行動部隊のため後方にあり、連絡・交通を確保し、車両・軍需品の前送・補給・修理などが任務