
キャンプ・ハンセン
キャンプ・ハンセンは沖縄県金武町にあるアメリカ海兵隊の駐屯地です。
基地名は沖縄戦で戦死し名誉勲章を受章したデール・ハンセン2等兵にちなんで名付けられました。
1945年、沖縄に上陸した米軍は金武村に2000メートルの金武飛行場を建設しました。
1956年、金武飛行場は最盛期を迎えましたが、現在その飛行場は存在していません。
1957年、キャンプ・ハンセンとして使用が開始され、ベトナム戦当時、米国とベトナムの中間通過地点として使用されました。
1997年、実弾砲兵射撃訓練は本土へ移転しました。
2008年、陸上自衛隊も同施設内で訓練ができるようになりました。
任務
キャンプ・ハンセンには中部訓練場が隣接しており、米国内からの部隊配備プログラムを受け入れています。
この施設は戦術的作戦訓練基地であり、第三海兵遠征軍の訓練設備の維持・運営を支援しています。
地域への関与
キャンプ・ハンセンは基地周辺に住む金武町住民や地元で働く人々と揺るぎない関係を持続しており、交流を深めるために商工会議所行事やスポーツなどの地域社交行事に参加しています。
基地に駐留する部隊は、地元の病院、孤児院、老人ホームなどの支援も行っていて、地元からの要望があれば、基地内の緊急医療も利用可能です。
年数回行われるフレンドシップデイでは、基地のゲートを一般開放し、基地周辺に住む地元の方々のみならず全国の市民を対象に、基地内に招待しています。
さらに夏恒例のハンセン・フェスティバルには、毎年数千人の一般市民が基地を訪れ、交流を深めています。