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海兵隊キャンプ・ハンセンの海兵隊員たちが集めた食料品や日用品を地元金武町社会福祉協議会に12月13日に寄贈しました。

Photo by Aya Ichihashi

キャンプ・ハンセンフードバンク

19 Dec 2023 | Aya Ichihashi Marine Corps Installations Pacific

12月13日、金武町社会福祉協議会に机いっぱいに並べられた缶詰、お米、そしておむつなどが届けられました。これらは「キャンプ・ハンセンフードバンク」と呼ばれる海兵隊キャンプ・ハンセンが行う地域貢献活動の1つで、年に2回ハンセン基地に駐屯する隊員たちが食料や生活用品を買い集めて金武町に寄贈します。

今回はハンセンSMP(シングル・マリーン・プログラムー単身者の青年会組織)と第31戦闘兵站大隊(CLB-31)が主体となり他の部隊とも協力し、ドネーションを集めました。

おもちゃは米国防省教育部(DoDEA)クバサキ高校のJROTC(高校生に向けた予備役将校訓練課程)に所属するカデット(士官候補の訓練生)たちが11月から自主的に放課後や、週末に海兵隊基地のショッピングセンターに大きな寄付箱を設置し、おもちゃの寄付を募った「トイズ・フロム・カデッツ」により寄贈されたものです。

金武町社会福祉協議会(社協)会長の安富雅之氏が「寄贈して頂いた食料や、おむつは金武町の経済的に困難な家庭に配布させていただきます。この度はまことにありがとうございました」と挨拶をしました。

社協は経済的に困窮している方が相談に訪れるとまず3日分の食料等を渡して、そのあと自宅に訪問を行い、他にも困っていることがないかを聞き、支援をつなげます。

社協の仲間絵里奈さんが「ハンセンからいただいた7月に食料の寄付は10月後半にはすべて無くなっています。間に夏休みがあったので困窮家庭の子供たちもそうですが、お年寄りも困窮されています」と話してくれました。コロナ禍のあとは、インフルエンザのせいで小さい子供のいる一人親の家庭では次々に罹患し、仕事に出られない事も更に拍車をかけたそうです。

CLB-31からはラム・マハジャン3等軍曹とヴェロニカ・ママリガ伍長が贈呈式に参加しました。二人とも抱えきれないほどのおむつを寄贈したそうです。

「私たちは地域コミュニティーとの関係をとても大切にしています。地域貢献をすることで少しでも私達が地域コミュニティーから受けている恩恵を返したいと思っています」


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