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海兵隊キャンプ・ハンセンに駐屯する第3情報大隊の兵士たちが金武町社会福祉協議会へフードドネーションを行いました。

Photo by AYA ICHIHASHI

海兵隊キャンプ・ハンセン第3情報大隊がフードドネーション

7 Jul 2023 | Aya Ichihashi Marine Corps Installations Pacific

梅雨明けの南西風が吹き蝉の大合唱が聞こえる中、金武町社会福祉協議会の一室で海兵隊キャンプ・ハンセンに駐屯する第3情報大隊の兵士たちがフードドネーションを行いました。

7月6日に行われたキャンプ・ハンセン フードバンク贈呈式で贈られた食べ物はキャンプ・ハンセンのシングル・マリーン・プログラム(SMP)の会長を務めているジョシュア・プロクター伍長が中心となり、過去一番の量が集められました。

「自分が所属する第3情報大隊には4つカンパニー(中隊)があって、各隊が競い合って寄付する食べ物を集めたんだ」とプロクター伍長が説明しました。

今回のドネーションを知ってから、実際寄付を募る期間が2週間ぐらいしかない中、部隊のみんなが力を合わせたそうです。ドネーションに賛同した海兵隊の兵士たちは日頃から金武町のコミュニティーともっと関わりを持ちたいと思っていたそうで、コンビニに寄るたびに寄付するものを一緒に購入するなどしてコツコツ集めたとの事。

「次回12月のドネーションの時は2倍集めたい」と次回の目標をプロクター伍長は掲げました。

彼は1年半駐屯する間に日本や沖縄の文化が大好きになり、地域ボランティアには出来る限り参加するようにしており、3年間の任期満了後また続けて沖縄で駐屯したいと笑顔で語りました。

金武町社会福祉協議会事務局長・安富祖かの子さんや職員の方が口を揃えて「2日に1回は食べ物は無いかという問い合わせの電話があり、何もなくてお断りしていたんです。これだけあればしばらく大丈夫です」と喜びと興奮を表しました。

「(フードドネーションのアイテムは)やはりお米やおかずになるものが喜ばれます。お菓子は小さなお子さんがいる家庭に喜ばれますね。賞味期限が長いものが良いですが、なにより食べられるものであれば、あるだけで本当にありがたいんです」と切実な胸の内を教えてくれました。

寄贈された食べ物は金武町の生活が困窮している方たちに届けられます。

ブレンダン・デイビス一等兵は今回一番たくさん食べ物を集めた司令部隊に所属しており、次回は今回の2倍、3倍の食べ物を集めたいと目標を定めたよう。

安富雅之会長は「たくさんの食料を寄贈していただきまことにありがとうございました。必要とされている方からは大変喜んでもらっています」と集められたたくさんの食料を見ながら感謝を伝えました。

プロクター伍長がはにかみながら安富会長に返答しました。

「第3情報大隊だけでなく、キャンプ・ハンセンの兵士たちは金武町コミュニティーに貢献したいと常日頃から思っています。フードドネーションだけではなく、どうぞ他にも地域のために出来ることがあれば頼っていただけると嬉しいです」

 


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