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8月22日、うるま市と海兵隊キャンプ・コートニーが共同で開催する英語キャンプに参加する生徒たちが海兵隊キャンプ・フォスターを訪問しました。

Photo by Aya Ichihashi

英語キャンプ

26 Aug 2024 | Aya Ichihashi Marine Corps Installations Pacific

8月22日、海兵隊キャンプ・フォスターのMCIPAC(海兵隊太平洋基地)司令部の会議室に英語キャンプに参加する生徒たちが少し緊張した面持ちで入室してきました。

生徒たちは海兵隊キャンプ・コートニーの基地渉外官梅原一郎氏とうるま市が開催する英語キャンプに参加する生徒で約1週間海兵隊の基地について学んだり、英語でディスカッションやレクレーションを海兵隊ボランティアたちと行います。

政務外交部(G7)部長のフレッド・インゴ大佐が生徒たちに海兵隊がなぜ沖縄に駐屯しているかや第三海兵遠征軍と海兵隊太平洋基地の違いを説明しました。生徒たちは日ごろ出来ない素朴な質問をインゴ大佐にして、大佐はユーモアを交えながら気さくに答えました。また、基地で働く日本人従業員の話に生徒たちは興味深く耳を傾けました。

沖縄キリスト教学院大学1年生の川満瑛鈴奈さんは以前TOFU(アメリカで沖縄の未来を考える)プログラムに参加し、アメリカに研修に行ったことがきっかけで海兵隊に興味を持ち、英語キャンプに参加したそう。

「梅原さんが学校では習わない事をいろいろ教えてくれて、いかに知らない事ばかりなんだと思い知らされました」

川満さんはキャンプに参加している間にリスニング力が上がっていくのを感じたと嬉しそうに微笑みました。

与勝高等学校3年生の武藤里央菜さんは海外の大学に進学したいという夢があり、今回のキャンプ参加を志望しました。梅原氏の授業で色々な事を学び、特に同じ英語圏でも国によって言い回しが全然違うことにびっくりしたそう。「アメリカだと遠く一日では帰ってこれないけど、基地はクラスが終わると直ぐに家に帰れるから安心」と留学前の準備には最適と語った。

MCIPAC司令部訪問後、生徒たちは昼食をとるべくフードコートへ向かいました。

生徒たちは自分が食べたいお店のご飯を英語のメニューとにらめっこしつつ注文しました。

うるま市役所市民生活部市民協働政策課の仲村亜由美氏がこの英語キャンプはキャンプ・コートニーとうるま市が20年以上行っており、今後も是非とも続けていきたいと話しました。生徒たちの参加理由は将来留学したい、基地で働きたいが多いそう。また、英語キャンプは生徒の保護者にもとても人気があるそうです。

「(英語が)ネイティブの人たちと話して耳を慣らしてほしい。そして将来に活かしてほしい」

頼んだメニューが思ったのと違う、おいしい、量が多すぎる、など生徒たちはまた一つ経験をつみました。昼食後は第三海兵遠征軍音楽隊司令部へ移動しました。

第三海兵遠征軍音楽隊はキャンプ・フォスターに駐屯し、インド太平洋の同盟国やパートナー諸国を訪問し、式典で演奏を行います。つい先日も航空自衛隊南西航空音楽隊と第3回日米合同演奏会を行いました。

バンドマスターのジェームズ・スタンリー曹長が生徒たちに音楽隊について説明し、隊員たちがミニコンサートを生徒たちに披露しました。日ごろあまり聞く機会のないジャズのライブ演奏の圧倒的なパフォーマンスに生徒たちは目を輝かせました。

音楽隊を訪問した後、シングル・マリーン・プログラムを訪問し、独身や単身で沖縄に配属された隊員たちの勤務後や週末の拠り所を見て体験しました。生徒たちと初日から行動を共にしているボランティアの一人、ジョサイア・ドノヴァン伍長(第三海兵遠征旅団/キャンプ・コートニー)は日ごろから地域貢献活動に積極的に参加しています。「生徒たちは初日はとてもシャイだったけど、徐々に自分の名前を呼んでくれるようになって、話しかけてくれるようになった」と嬉しそうに語りました。

このプログラムをコーディネートし、20年以上続ける梅原氏は生徒たちが自分で自分の将来を考え、行動できる力を身につける事を願っています。隊員たちの多くは明確な目標をもって海兵隊に入隊し、海兵隊を去った後の将来の夢があると梅原氏。

「生徒たちにも自分のビジョンを持ってほしい。英語を学び、その上で自分のやりたい専門性を身につけて唯一となってほしい」


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