沖縄県伊江村 -- 74年前の沖縄戦の激しい空襲で破壊され、職員とその家族8人が犠牲となった伊江島灯台。
日米の関係者が4月21日、灯台跡に建てられた慰霊碑の前に集まり、殉職した灯台職員と彼の家族を追悼する伊江島灯台殉職者慰霊式が営まれました。
玉城デニー沖縄県知事と新里米吉沖縄県議会議長が花を手向け、島袋秀幸伊江島村長、葛西正記第11管区海上保安本部長、米海兵隊基地外交政策部部長ダリン・クラーク米海兵隊大佐なども慰霊式に参列し、花を手向けました。
伊江島補助飛行場のティモシー・ステインバーグ中尉は「アメリカ軍を代表して、亡くなられた方々に敬意を表すため、参列させていただきました。地域社会とのより良い関係を築くために、地域の方々にも敬意を表します」と述べました。
葛西本部長は「伊江島灯台の明かりを戦争中も守って、灯台職員と家族が戦争の犠牲になりました。これからも彼の遺志を引き継ぎ、近くを航行する船のために灯台の灯を守っていきます」と述べました。
最初の灯台は戦争により破壊されましたが、米軍によって再設置され、現在も米軍の伊江島補助飛行場内にありますが、第11管区が管理運用していて、現在も海の安全を見守っています。