米海兵隊基地キャンプ・ハンセン -- 福岡県消防学校から119名の訓練生が、沖縄県内にある在日米海兵隊の消防訓練場を視察に訪れました。
海兵隊消防士たちが視察に訪れた訓練生たちに車両火災の消火、ジョーズオブライフ(倒壊した建物や事故を起こした車両などから人を救うための装置)を使ってつぶれた車の屋根をこじ開ける作業、高層ビルからの人命救助などの実演を披露しました。
海兵隊消防署のフェアバンクス副署長は「消防隊間の関係は全てにおいて重要ですが、私たちの経験とスキルを受入れ国である日本と共有するために手を差し伸べています」と今回の訪問について説明していました。
訓練生たちは今回の訪問で海兵隊によるさまざまな消火救援方法を直に確認でき、チームワークが任務達成にいかに大切なのかを確認できました。
訓練生の一人は「実際まだ消火訓練はしていませんが、消火活動は大変だと分かりました。(実演を)身近で見れて、火の熱さも感じることができました」と感想を述べていました。
フェアバンクス副署長は、数年に一度、本土からの視察団が訪ねてきますが、沖縄県内の消防隊とは頻繁に協力していますと話し、「訓練生らはこの世界に足を踏み入れてばかりですが、彼らを勇気付け、消防でのキャリアがどれほど素晴らしいのかを示したいです。彼らに経験豊富な隊員たちの熟練したスキルと能力を見てもらいたいです」と述べていました。