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元海兵隊員が73年ぶりに沖縄へ

By Cpl. Austin Weck & Ike Hirayasu | U.S. Marine Corps Forces, Japan | November 20, 2018

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ビル・フック(94)さんが初めて沖縄に上陸したときのことを話してくれました。

フックさんはニューヨーク州に生まれ、1942年8月、すでに海兵隊に入隊していた兄に続いて入隊し、新兵訓練を終えると沖縄上陸に向けての訓練のため、沖縄と気候が近いグアムへ派遣されました。

非常に有能な海兵隊員であったフック上等兵は、大佐のお抱え運転手に指名され、伍長に進級しました。

フックさんによると「防衛する日本軍が海岸線にいなかったので簡単に上陸できました。もちろん、日本軍が島の中心部に集結していることは知る由もありませんでした」と当時のことを説明してくれました。

彼の部隊は上陸後、陸軍と合流し南下を始めました。

5月25日、戦艦ミシシッピーが3日間に渡って首里城に艦砲射撃を加え、フック伍長らが首里城に到着した時、そこはがれきの山でした。

「とても複雑な気持ちでした。任務遂行できたことはうれしかったのですが、あまりにも多くの命が失われていました」

フック伍長が首里城のがれきの上に足を踏み入れてから73年後、彼は再び沖縄に戻ってきました。

フックさんは一週間をかけて、沖縄平和記念公園や伊江島のアーニー・パイル記念碑など、沖縄戦跡や記念碑を訪れました。

そしてその一つが復元された首里城でした。

「がれきでしかなかった首里城がりっぱに復元されていて、とても嬉しいです」

首里城見学を終えると、フックさんはキャンプ・キンザーにある「沖縄戦博物館」に足を延ばしました。

博物館では数十年ぶりにM-1ガーランドを手に取り、記念撮影にも収まりました。

彼のツアーは、通称「ハクソー・リッジ」と呼ばれる前田高地を訪れて終了しました。

「当時の景色とはすべてが変わりました。平坦でしかなかった沖縄が高層ビルの群れで全く違った景色に見えます」

「今回の旅は思い出深い旅となりました。そして73年という月日がすべてを塗り替えてくれました」


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