ニュース
在日米海兵隊に関する最新ニュースをお届けします。
Photo Information

沖縄県名護市辺野古で5月12日、五穀豊穣を願った一環として毎年恒例のハーレー大会が、晴れ渡った空の下、開催されました。米海兵隊基地キャンプ・ハンセン(沖縄県金武町)からハーレー大会に参加した海兵隊のチームが、レース終了後に記念撮影。

Photo by Ike Hirayasu

辺野古で100年以上続く伝統行事

13 May 2019 | Ike Hirayasu U.S. Marine Corps Forces, Pacific

沖縄では連日夏日の暑さが続き、もう夏本番です!

そんな中、ここ辺野古区では5月12日、五穀豊穣を願ってハーレー大会が催されました。

ハーレーとは、沖縄各地で行われるサバニと呼ばれる漁船で、手こぎレースの速さを競う、初夏から夏にかけて行われる伝統行事の一つです。

辺野古区のハーレーは戦前から続く伝統ある行事で、地元住民のほか、辺野古区から第11班として認定されている米海兵隊基地キャンプ・シュワブも1973年から招待され、大勢の隊員たちが参加しています。

キャンプ・シュワブ基地司令官のジェイソン・ペリー大佐は「辺野古区第11班として、地域の一員として、今日のドラゴンボートレースに参加しています」と述べていました。

今年は総勢38チームが県内各地から参加していて、アメリカ人からなる10チームの参加や、宮崎政久衆議院議員や佐喜眞淳前宜野湾市長をメンバーとした宜野湾市のチームも参加し、鐘の音に合わせて乗組員が一斉に水をかいた船は勢いよく進み、熱戦を繰り広げました。

観客席には渡久地武豊名護市長やケプキー在沖縄米国総領事も出席し、華を添えていました。

4月から辺野古区長を務める古波蔵太区長は「地域の一員としてキャンプ・シュワブからも毎年沢山のチームが参加し、大会を盛り上げてくれています」と述べていました。

30年以上辺野古区に住む退役海兵隊曹長のサム・エパーソンさん(74歳)は「若い海兵隊員たちが地元との交流に参加できる絶好のチャンスで、隊員たちもとても楽しんでいます」と話していました。

エパーソンさんは辺野古区で行われる行事の英語ナレーターとして30年以上関わって来たと話し、「日米間で文化を共有し合うことはとても大切な事で、昔からの伝統行事の一部を分かち合えるのはとてもすばらしいことです」と説明していました。


More Media