米海兵隊基地キャンプ・コートニー -- 数名の海兵隊員が毎週木曜日のお昼休み、日本人ボランティアから漢字能力検定のための勉強を教えてもらっています。
クラスは基地内にある独身隊員の会(日本の青年会のような自治会)の建物で4月に始まり、隊員たちはお昼時間を使って漢字の読み方や書き順を覚えています。
そして6月16日(日)の検定試験に4人の隊員がチャレンジし、ディアス伍長(24)とタナカ伍長(21)の2人が見事合格点を獲得しました。
ディアス伍長は全問中1問だけを間違えるという、ほぼ満点に近い優秀な成績で合格しました。彼になぜ日本語を勉強しているのか尋ねると、「日本のアニメとJPOPが好きだから」との返答が返ってきました。
彼はその中でも特に宇多田ヒカルの歌が好きで、歌詞の意味が知りたくて日本語に興味を持ったと話してくれました。
もう一人の合格者、タナカ伍長はカリフォルニア出身の日系2世です。
2人の表彰には基地司令官のネイション大佐も駆け付けてくれ、それぞれに合格証書を手渡してくれました。
ネイション大佐は開口一番、「It’s great!(素晴らしい)」と2人の功績を讃えてくれました。
続けて大佐は「キャンプ・コートニーと地域社会との良好な関係を築くため、隊員たちが地域住民との勉強会を通して友好関係を広げているのは重要なことだ」と述べていました。