沖縄県名護市辺野古 -- 秋晴れの穏やかな11月3日、日曜日の朝、第46回辺野古区民運動会が区民運動場で開催されました。
開会式には辺野古区第1班から第10班、そして第11班の米海兵隊基地キャンプ・シュワブ、沖縄防衛局などが整列し、開会式が始まりました。
日キャンプ・シュワブの伊波文雄基地渉外官によると、「この運動会は1973年に始まり、当初からキャンプ・シュワブは招待され、参加してきました」と説明していました。
本全国にある米軍基地で、班として認識されているのは辺野古区にあるキャンプ・シュワブだけで、50名近くの海兵隊員たちが運動会に参加し、地元住民とともに秋のひと時を満喫していました。
辺野古区の古波蔵太区長は「シュワブや防衛局からも大勢が参加してくれ、(区民運動会)盛り上げてくれています。シュワブと辺野古の関係は古く、互いを尊重し合い、これからもいい関係を続けていければと考えています」と話していました。
隊員らは午前中区民に交じって、ムカデ競走、ラグビーボールリレー、4X200メートルリレーに参加しました。
ムカデ競走に初めて参加した隊員らは、最初なかなかコツがつかめずこけてばかりで会場の笑いを誘っていましたが、後半には息もぴったりで完走していました。
名護市の渡久地武豊市長は「辺野古区が海兵隊との交流を続けていることは大変良いことで、今後とも互いにいい関係を続けて頂きたいですね」と述べていました。
残念なことに午後の種目が始まる直前に突然雨が降り始め、運動場に雨がたまり始めたので、区民の安全を考慮して、午後の種目は一種目を除いて全て中止となりました。
午後唯一行われた種目、ビールの早飲み競争には、約40人の地元区民に交じって数人の海兵隊員も参加し、ビールを一気に飲み干して、参加賞を頂いていました。
キャンプ・シュワブ基地副司令官のダニエル・トーマス中佐は「このような地域イベントに参加できることは名誉なことで、辺野古とシュワブの良好な関係を表していると思います」と述べていました。