沖縄県名護市 -- 春を感じさせるような暖かい日差しの中の3月3日、米海兵隊基地キャンプ・シュワブの海兵隊員らが二つのグループに分かれ、一方は辺野古区老人会の手伝いで草刈り、もう一方は豊原地区にあるシーグラスビーチに打ち上げられているゴミを拾いに出かけました。
辺野古区老人会と海兵隊員の合同作業は今年で22年目をむかえ、伊波文雄基地渉外官が辺野古区と海兵隊との調整を図り、隊員らが地域に貢献できる機会を提供してきました。
終日、老人会のメンバーと海兵隊員らは協力して草を刈り、花壇から雑草を取り除き、ゴミを拾い、破損した通路の修復作業などを行いました。
参加した海兵隊員は「地域社会への敬意を示せるので、こういった作業をするのが大好きです。公園のすぐ隣に記念碑があり、その周りをきれいにすることで、私たちも気遣っていることを示せます」と述べていました。
老人会のメンバーも若い隊員たちが一緒に作業をしてくれることに感謝しており、隊員たちにとっても地元が自分たちを受け入れてくれている感謝を示すためのささやかな奉仕です。
老人会の新垣会長(74)は「老人会だけでは大変な作業なので、シュワブの隊員たちが協力してくれ、非常に助かっていますよ。彼らは長年に渡って老人会を手伝ってきており、彼らを友人としてみています」と話していました。