米海兵隊基地キャンプ・シュワブ -- 沖縄にあるすべての米海兵隊基地では、先週の火曜日を最後に、新型コロナ感染症の患者数はゼロになりました。
そんな中、キャンプ・シュワブでは地域住民を対象にした英会話クラスを20日午後7時、基地内にある教育センターで再開しました。
クラスには日米20人の参加者が集まり、初めに検温と名前を名簿に記入し、受講中はマスク着用が義務付けられました。
うるま市から参加した安里さんは「友人に誘われ初めて参加しました、とても楽しいですね。仕事の都合が合えば、また来ます」と彼女は笑顔で話していました。
新型コロナ対策として、クラスは4つの部屋に分けられ、1クラスに1人のアメリカ人講師と3~4人の日本人受講生で、ソーシャルディスタンスを守りながら授業は始まりました。
クラスが始まって50分後の休憩時間には、すべての部屋の窓が開けられ、室内の換気を行いました。
クラスで講師を務めたオルティス米海兵隊伍長は「2年半前から英会話クラスで教えていて、みんなが喜んでくれるから、楽しいよ」と話していました。
参加者全員が久々のクラスに嬉しそうで、瞬く間に時間が過ぎていきました。
基地渉外官の伊波文雄さんが18年前に始めたキャンプ・シュワブでの英会話クラスは、今年3月まで途切れることなく続いてきましたが、新型コロナの影響で4月には中止を余儀なくされていました。
新型コロナ感染症の対策上、クラスを大人数で開催できないため、少人数に振り分け、なおかつ受講生を火曜日と水曜日に振り分けて、ここしばらくは運用していく予定です。
最後に伊波渉外官は「やっと英会話クラスを再開できる目途が付き、日本人受講生のみならず、隊員たちも喜んでいますよ」と話していました。