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草刈り作業終了後、金武町指定文化財でもある底森御獄(スクムイウタキ)の社まえで記念撮影を撮る第31海兵遠征部隊の海兵隊員、2021年5月8日、沖縄県金武町

Photo by Courtsey Photo

海兵隊員がボランティアで美化活動

10 May 2021 | Ike Hirayasu U.S. Marine Corps Forces, Pacific

海兵隊員約20人がゴールデンウィーク明けの土曜日を利用して、基地からほど近い屋嘉区で草刈り作業に取り組みました。

米海兵隊基地キャンプ・ハンセンに展開する第31海兵遠征部隊の部隊牧師が、地域社会との関係を構築するため、ボランティア活動や地域に関わる機会を求めて、嘉陽基地渉外官の協力を仰ぎました。

部隊牧師アシスタントのメアブロド2等海曹は「私たちが地域活動を行うことで、米軍がみなさんのためにいるということを知って欲しいのです。今はコロナ禍の中、なかなか地域交流は難しいのですが、今回はこういった形になりました」と説明していました。

隊員らは「屋嘉ビーチ前」バス停近くで、金武町社会福祉協議会から提供された草刈り機やレーキを使って雑草が生い茂った一画での作業に汗を流しました。

バス停近くには、第二次世界大戦中、米軍に投降した日本軍将兵を収容した「日本軍屋嘉捕虜収容所の跡」の石碑があり、石碑には「約7000人の日本軍将兵が収容されていた」と記されています。

隊員たちは続いて、金武町指定文化財でもある底森御獄(スクムイウタキ)への入り口付近で草刈り作業を行い、その日の作業を終えました。

今回の美化活動を金武町とコーディネートした嘉陽渉外官は、「県内でのコロナの状況を見ながら、これからも少しずつでも地域に貢献できるようなプランを探っていきます」と話していました。


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