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自衛隊、米海兵隊、オーストラリア国防軍、フランス陸軍、それぞれの司令官が陸上自衛隊相浦駐屯地で行われた開会式で、自国旗に敬意を表す、長崎県佐世保市

Photo by Lance Cpl. Sebastian Riveraapont

日米豪仏部隊が共同演習「ジャンヌ・ダルク」

20 May 2021 | 1st Lt. Jonathan Coronel U.S. Marine Corps Forces, Pacific

自衛隊、フランス軍、オーストラリア国防軍および米軍が5月11~16日にかけて、多国間演習 「ジャンヌ・ダルク」 を実施しました。

同演習では、各国の部隊が一堂に会し、共通の地域安全保障目標を追求するための相互運用性を強化します。

演習開始時には、長崎県佐世保市にある陸上自衛隊相浦駐屯地で演習に備えて、日米仏軍の隊員が計画立案を行いました。

この幕僚演習の終了時に、鹿児島県および宮崎県にまたがる陸上自衛隊霧島演習場で訓練が始まり、技術者同士による専門知識の交換、負傷者の避難および戦闘後方支援訓練、日米両部隊による模擬火力支援調整訓練、日米航空機を支援する燃料・弾薬再補給点訓練、そしてイベントのクライマックスには多国籍艦船による水陸両用航空強襲訓練が実施されました。

同イベントでは、米海兵隊の偵察部隊および陸上自衛隊の特殊部隊の隊員たちが後続部隊に備え、攻撃目標を監視します。

次に、米海兵隊のMV-22オスプレイがフランス海軍の強襲揚陸艦トネールからフランス歩兵部隊を投入し、陸上自衛隊のCH-47ヘリコプターが自衛隊員および航空艦砲連絡中隊に所属する海兵隊員を空輸し、都市を模した目標を攻撃する多国間襲撃部隊への火力支援を行いました。

第3海兵兵站群第3上陸支援大隊長のジェレミー・ネルソン中佐は、「この演習は、軍事作戦間の中における危機的な事態を我々の空軍、陸軍、海軍および海兵隊で統合し対応できる能力を向上させるためにあるものです。これにより、『自由で開かれたインド太平洋』という共通の目標によって団結され、友好国は急速に成長しています。我々が平時において、友好国及び同盟国と共に訓練することは、戦闘時において、彼らと共に戦う態勢の準備が整っていると言われています。今回のような演習は、最良の例です」と述べました。

参加するすべての部隊および地域社会を保護するための厳格な新型コロナウイルス感染症対策を遵守して実施される同演習は、「自由で開かれたインド太平洋」地域を守るために、日米豪仏間の絆を強化する機会として機能します。