沖縄県名護市豊原 -- 米海兵隊基地キャンプ・シュワブに配属されている海兵隊員が6月3日、県道13号線沿いにある歩道の草刈り作業に汗を流しました。
隊員たちが地域に貢献できる機会がないかと探していたところ、豊原区からキャンプ・シュワブの伊波文雄基地渉外官のもとに、「草刈り作業」の要望があり、双方の思惑が一致したことで、今回の運びとなりました。
朝8時半に始まった作業は、30度越えの真夏日の中、3時間余りで、県道両サイドにある歩道から、軽トラック20数回分の生い茂った草木をきれいに取り除き、安全に歩道が使えるようになりました。
作業中、地元の一人の青年が「久志共同売店からの差し入れです」と、冷たい飲み物をわざわざ現場まで届けてくれました。
偵察隊に所属する隊員は、「沖縄に来て3年が過ぎたけど、サーフィンやダイビングが趣味で、沖縄が好きなので、任期をあと1年延長したんだ」と笑顔で話していました。
作業後、豊原公民館からは冷たい飲み物とランチの差し入れがあり、隊員たちは炎天下のもと、歩道にあぐらをかき、美味しそうにタコスやハンバーガーを頬張っていました。
伊波渉外官は「様子を見ながら、地元の人たちとの接触がないように、これからも隊員たちだけで、草刈り作業やゴミ拾いなど、できる範囲内での地域貢献を続けていくつもりです」と話していました。
近々、豊原区の要望で、また草刈り作業をする予定です。