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「国立中央青少年交流の家」で毎年開催される英語キャンプに参加している地元の児童たちが、格闘技の体験。

Photo by Katie Gray

キャンプ富士の海兵隊員らが地元英語キャンプでボランティア

14 Aug 2021 | Katie Gray U.S. Marine Corps Forces, Pacific

「国立中央青少年交流の家」で毎年開催される英語キャンプに、キャンプ富士の海兵隊員らがボランティアで参加しました。

毎年恒例のこのイベントは、コロナ渦の中、昨年は夏から秋に順延され実施されましたが、今年は予定道理、夏に活動を再開しました。

「青少年交流の家」によると、11歳から12歳までの県内各地の30人以上の子どもたちがキャンプに登録し、設立以来、人気と規模が高まってきているそうです。

3日間のキャンプでは、教室での授業に加えて、アメリカ人ボランティアと一緒にゲームをしたり、バーベキューをしたり、クイズをしたりします。

スケジュールでは、参加した児童たちとアメリカ人ボランティアが一緒にキャンプ富士で、丸一日を費やすプログラムもありました。

児童たちは、憲兵隊に設置した模擬入国管理デスクを通過し、消防署、飛行場、図書館をなどを見学し、最後に英語を使ってレストランでオーダーをしたり、スーパーで品物を購入することで、前のレッスンで学んだ英語のフレーズを練習しました。

エバンス軍曹は、基地内での学習の焦点は、地元の子供たちがネイティブスピーカーと実際に英語を体験し練習することです、と説明していました。

彼は「もっと多くの隊員たちがこのようなイベントに参加すべきだと思いますね。帰国したときに、『日本でどんな体験をしましたか?』と尋ねられた時、『基地の中しか知らない』とは答えたくありませんからね。文化交流で、自身についても多くのことを学ぶことができます。もっと多くの隊員が異文化から学び、その恩恵を受けることができればと思います」と感想を述べていました。

キャンプ富士で牧師補佐を務めるブルックスエドガーも同意見で、このイベントのため、過去3年間、キャンプ富士のボランティアを組織してきました。

彼女は「ボランティアは、一緒に参加する友人がいない場合、始めるのがちょっとおっくうになります。 でもすぐに友達を作ることができます」と話していました。

3日間のボランティアは大きな取り組みですが、それだけの価値はあります。

彼女はロラ軍曹の名前を挙げ、「青少年交流の家」の職員はみんな彼の名前を知っています、と彼女は笑顔で話していました。

ロラ軍曹は、アメリカ本国のYMCAで、児童放課後プログラムのボランティア活動で子どもたちを相手にした経験もあります。

現在はキャンプ富士に駐屯し、地域や陸上自衛隊との数多くの英会話活動にもボランティア参加しています。

ロラ軍曹は「ここでのお気に入りは、子どもたちと触れ合う時間があることです。子どもたちはとてもエネルギッシュで、色々な人と触れ合い、色々な考えを目の当たりにするのは、とても良いことです」と話していました。

以前、日本に2度も駐在したことのあるエバンス軍曹は、キャンプの子どもたちから多くの日本語を学んだと話していました。

彼は「今日という時間は二度と戻ってこないので、あらゆる機会を利用しようと思っています。 特に美しい国、日本で、もっと多くのことを学びたいと願っています」と締めくくりました。



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