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国際大学の学生の一行が米海兵隊基地キャンプ・キンザーの基地司令官、ダグラス・バーク米海兵隊大佐の事務所を表敬訪問、米海兵隊基地キャンプ・キンザー、2021年11月22日

Photo by Lance Cpl. Alex Fairchild

沖縄国際大学の学生が海兵隊基地をツアー

25 Nov 2021 | アレックス・フェアチャイルド上等兵 U.S. Marine Corps Forces, Pacific

沖縄国際大学の学生の一行がバスから降りた時、多くの学生が初めて米海兵隊基地に足を踏み入れました。

国際大学で経済学を学ぶ学生15人が11月22日、海兵隊でのライフスタイル、歴史、現在の役割などを学ぶためのツアーに参加しました。

基地では新型コロナウイルスの世界的流行が始まって以来初めて、国際大学の学生たちを迎い入れ、基地内ガイド付きのツアーが始まりました。

ツアーには、学生と海兵隊員による質疑応答ができる対話セッション、沖縄戦歴史展示会場の見学、隊員専用食堂での昼食、そして隊員居住区での視察などが含まれていました。

海兵隊基地の政務外交部長、ニール・オーウェンズ米海兵隊大佐は「今回の訪問の目的は、地元住民が海兵隊やここ沖縄にある米軍基地との前向きで友好的な関係を築くのを助けるためです。このような地域社会との関りは常に楽しく、前向きで、成功していると思います」と説明していました。

オーウェンズ部長によると、このツアーでの彼のお気に入りは、学生たちの質問にすべて答えるといった質疑応答の時間が設けられていたことでした。

オーウェンズ部長は、学生たちは海兵隊の歴史だけでなく、海兵隊員らがどこで育ったのか、そしてなぜ海兵隊に入隊したのかについての個人的な話を聞くことにも非常に積極的だったと話していました。

親睦会では、基地渉外官による海兵隊の運営方法、日常業務、および海兵隊が沖縄に駐留する理由などについての説明が含まれていました。

沖縄戦歴史展示会場では沖縄戦の遺品を見学し、歴史を学び、隊員専用食堂で昼食を楽しんだ後、一行は隊員専用の独身寮を訪れ、同年代の隊員の日常生活を垣間見る機会もありました。

今回のツアーに参加した比嘉さんは「基地内に来たのは今回が初めてで、クラスでこのツアーに参加すると最初に聞いた時は、とても興奮しました。毎日のように基地を目にしますが、中でのことは一切分かりませんでした」と話していました。

比嘉さんによると、このツアーに参加するまで一度も海兵隊員と交流したり話をしたりする機会はなかったと説明していました。

今回のツアーで体験したことは、彼の米軍に対する見方に前向きなスポットを当て、海兵隊についての考えを改めさせられたと話していました。

比嘉さんは「今回のツアーを通して、海兵隊が私たちのコミュニティのために何をしているのか現状を知ることができました。今は、多少なりとも状況が理解でき、海兵隊に一歩近づいたようで、これからの関係維持が楽しみです」と感想を述べていました。



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