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第1水陸機動連隊の中隊長とアメリカ海兵隊第31海兵遠征部隊上陸大隊の中隊長が意思の疎通を確認し合う、2022年3月9日、東富士演習場

Photo by Lance Cpl. Malik Lewis

陸上自衛隊と米海兵隊が共同訓練

17 Mar 2022 | 2nd Lt. Alana Stern U.S. Marine Corps Forces, Pacific

陸上自衛隊とアメリカ海兵隊が静岡県の演習場で共同訓練を行い、陸上自衛隊の輸送機オスプレイも初めて訓練に参加しました。

この訓練は、陸上自衛隊の上陸作戦の専門部隊「水陸機動団」と、沖縄に駐留するアメリカ海兵隊の先鋒部隊でもある第31海兵遠征部隊からあわせて約1000人が参加しています。

この訓練では、上陸訓練、戦闘訓練、重要な戦術とスキルを磨くための機能レベルの訓練などを行い、日米安全保障体制を強化し、日米同盟の抑止力を向上させるために行われます。

第31海兵遠征部隊長のマイケル・ナカ二ーズィ大佐は「第31海兵遠征部隊と水陸機動団は、第一列島線内で最も訓練され、最も準備が整っている危機対応部隊です。この訓練の主な目的は、日米の連携強化および共同対処能力の向上を図ることです」と説明しました。

今回の訓練には、横田基地に所属する米空軍の第374空輸航空団およびカリフォルニア州に本部を置く米海軍移送式建設大隊3シービーの参加も含まれます。

第1水陸機動連隊長の開雅史1等陸佐は「私たちは、永続的な基盤と相互運用性の構築に取り組んでいて、絆を強めるためにここにいます。アメリカ海兵隊と水陸機動団の間で実施された今回の訓練は、両国の相互パートナシップへの献身と地域の平和と安定への献身を示しています」と話していました。

この訓練では、主要な海域の防衛を支援するために、日米同盟の防衛能力を強化しています。

分散した環境での二国間指揮統制などの二国間活動を組み合わせることで、両国は相互に学び、互いに成長することができます。

今回の訓練に参加している米軍関係者は全員ワクチン接種を完了していて、日本社会との訓練を安全で健康に保つために、在日米軍が義務付けているすべてのコロナ予防手順を順守しています。

第31海兵遠征部隊の作戦責任者、ブレンダン・ニーグル中佐は「私たちは共に直面する可能性のある課題に備えています。日米が共同することで、強力で有能であり、この訓練の将来の計画をすることを楽しみにしています」と締めくくりました。


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