アメリカ海兵隊基地キャンプ・シュワブ -- 沖縄県名護市にあるアメリカ海兵隊基地キャンプ・シュワブで3月29日夜、「社会人英語講座プログラム」の2021年度終業式が執り行われました。
この日のために基地司令官でもあり第4海兵連隊長でもあるマシュー・トレーシー海兵隊大佐が多忙の中、わざわざクラスに足を運び、優秀受講生に賞状を、優秀ボランティアの海兵隊員らには感謝状を手渡しました。
このプログラムの責任者でもあるトレーシー大佐は「先日、休日を利用して家族と山原(やんばる:沖縄島北部の山々が連なる、うっそうとした常緑広葉樹の森が広がる地域)に行ったとき、コンビニエンスストアで完璧なカリフォルニア・アクセントの英語で『袋はいりますか?』と聞かれ、びっくりした」と笑顔で話し、クラスの笑いを誘っていました。
続けて大佐はその店員が、大佐自身が主宰している英語講座の受講生だと知り、2度びっくりし、クラスではカリフォルニア・アクセントの英語を教えているのかなと思いながらも、改めて教育の大切さを身をもって感じたと話していました。
この英語講座は2001年に立案され、隣接する地域住民の基地内雇用促進のためその翌年に始まり、2020年2月に沖縄県内で初めて新型コロナウイルス感染者が確認されて以来、幾度となく中断と再開を繰り返してきました。
それまで週一回開催されていた英語講座も、火曜日と水曜日の週二回提供され、今年度の総授業日数は54日を数え、最も出席した受講生は52日も出席していました。
賞状を受け取った受講生の松田静香さんは「賞状をもらえてとても嬉しい、頑張った甲斐があった」と笑顔を見せていました。
この英語講座の終業式は、昨夜参加できなかった受講生のため、今夜も引き続き行われる予定です。