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那覇市消防局の消防士が、沖縄県金武町にある海兵隊消防訓練施設での実動訓練で火災に対応、ダミーの犠牲者を救出。この訓練は、日米が実際に火を使った訓練で、同じ任務を達成するために使用するさまざまな消火技術と方法を比較するための消火訓練です。

Photo by Cpl. Alex Fairchild

那覇市消防局が海兵隊消防署と実動訓練

3 Apr 2022 | Cpl. Alex Fairchild U.S. Marine Corps Forces, Pacific

那覇市消防局と米海兵隊消防緊急隊が3月末、金武町にある海兵隊消防訓練施設で実動訓練を実施しました。

今回の訓練では、双方が任務を遂行するためのさまざまな消火方法とその技術に焦点を当てていました。

二国間訓練は、双方の消防士が安全に関する説明と消火活動計画を受け取ることから始まりました。

その後すぐに、訓練塔内でコントロールされた内部火災が発生し、消防士たちがすぐさま対応に走りました。

キャンプ・キンザー消防署の富本英亮隊長は「米軍の消防士たちは初動から攻撃的な消防戦術を選択しました。最初に、ダミーの犠牲者を救出し、そしてすぐに攻撃的な消火作業を行いました。火災が発生した部屋の熱じょう乱を防ぐために短いバーストノズルを使用し、部屋の視認性を向上させるために油圧換気を使用しました」と説明していました。

富本隊長は、視界の悪い環境下で、消防士は聴覚と熱を感知するスキルを用いて室内の火を見つけて消火すると説明しました。

富本隊長は「今回の那覇市消防局との訓練は、さまざまな消火技術を見ることができた素晴らしい機会でした」話していました。

那覇市消防局の源河北斗主査は「この訓練は私たちにとって非常に有益でした。実際に火を使っての訓練は、常時できないし、さまざまな消火方法を観察から学ぶことができました」と話していました。

源河主査は、那覇市の消防士たちは条件や温度に応じてさまざまな方法で消火を試みたと説明しました。

彼は、海兵隊消防士を観察し、訓練することで、那覇市の消防士はさまざまな方法で同じ目的を達成するためのより多くのアイデアとより良い概念を得ることができたと話していました。

源河主査は「消防士として、私たちは市民の命を守るためにいます。何よりも、この訓練は消防士がお互いに良い関係を築くための多くの機会を与えてくれました。米軍施設でさらに訓練を行うことを楽しみにしています」と締めくくりました。


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