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初の合同コンサートを記念して、航空自衛隊南西航空音楽隊と米海兵隊第3海兵遠征軍音楽隊が記念品を交換いたしました。

Photo by AYA ICHIHASHI

航空自衛隊南西航空音楽隊と米海兵隊第3海兵遠征軍音楽隊の初のビッグバンド合同コンサート

13 Jul 2022 | Aya Ichihashi U.S. Marine Corps Forces, Pacific

真夏の青空の中、7月10日に沖縄県那覇市、那覇文化芸術劇場なはーとで航空自衛隊南西航空音楽隊と米海兵隊第3海兵遠征軍音楽隊の初のビッグバンド合同コンサートが開催されました。去年の10月にオープンした真新しい会場は一番上の階の席までも観客で埋め尽くされました。

コンサートは7月8日に逝去された安倍晋三元首相の死を悼み、1分間の黙祷から始まりました。その後、両国の国歌が演奏されました。

まず、南西航空音楽隊が三宅崇生3等空佐指揮のもと「茶色の小瓶」、「アリアンツァ」、「となりのトトロ」、竹富島の民謡「安里屋ユンタ」の4曲を演奏しました。水野空士長が演奏する三線ソロで始まる「安里屋ユンタ」で曲を知っている観客がハミングし、会場に一体感が生まれました。

そのあと、デマリウス・ジャクソン上級准尉指揮のもと第3海兵遠征軍音楽隊が「ウィロークレスト」「クインテッセンス」「ナットヴィル」「リバーダンス」の4曲を演奏しました。ジャズの本場のアメリカのジャズ演奏に聴衆は聞き入っておりました。

合同演奏の「ザ・ヒーツオン」「チャーリーザホエール」「リパーカッション」の3曲が披露されました。リパーカッションの際にはジャクソン上級准尉指揮のサックスソロも披露され、会場から惜しみない拍手が送られました。

そのあとアンコール曲「芭蕉布」が演奏されました。

会場の入り口には「共に」と描かれた第3海兵遠征軍の美しい紅型が飾られておりました。

「共に」は日本語で「連帯感」「協力」を表す言葉で、海兵隊に求められた品格を表し、海兵隊が何事にも一丸となり、行動に移す姿を表すにはぴったりの言葉です。

今回の初めての合同演奏会で「共に」を合言葉に練習を通し、海兵隊と航空自衛隊は相互の信頼、尊敬を高め、互いの価値観を理解し、「自由で開かれたインド太平洋地域」の平和を守るために団結するのが目的でもあります。


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