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アメリカンリージョン・ファストピッチ・ソフトボールチームが北谷町立北谷中学校と沖縄市立美東中学校の合同チームが4月2日に米国人のチームと対戦しました。 チームは、昨年1月に設立されたばかりで沖縄に勤務する軍人、軍属の9歳から18歳の女子選手構成されています。

Photo by Yoshie Makiyama

アメリカンリージョン・ファストピッチソフトボールチームの交流試合

5 Apr 2023 | Yoshie Makiyama, Big Circle U.S. Marine Corps Forces, Pacific

沖縄には、13歳から15歳を中心としたソフトボールチームが20ほどある。そのうちの1つである地元の中学校のチームが、4月2日に米国人のチームと対戦した。

 昨年1月に設立されたばかりの、アメリカンリージョン・ファストピッチソフトボールチームは、約1ヶ月前に北谷町立北谷中学校・沖縄市立美東中学校の合同ソフトボールチームに連絡を取った。北谷中学校の卒業生で、現在はアメリカンリージョンの投手であるロジャース玲奈さんが、日本のチームと自分のチームの橋渡しをした。彼女は、元チームメンバーが学校で練習している際に、この試合の話を持ち掛けた。

 アメリカンリージョン・ファストピッチ・ソフトボールチームは、沖縄に勤務する軍人、軍属の9歳から18歳の女子選手で構成されている。

 北谷・美東合同チームは、今年1月に行われた沖縄県女子中学生新人ソフトボール大会で3位だ。先日、よりレベルの高い大会へと、日本本土に遠征したばかり。

 「選手たちには、自分の長所と短所を試してもらいたい」と、アメリカンリージョン・ファストピッチソフトボールチームのビクトリア・ハバースティ―コーチ。「選手たちには、地元の選手たちから学んでほしいのです。」 

 ハバースティ―コーチによれば、アメリカでは連盟によってルールが異なるため、プレースタイルが異なる。しかし、将来的には、五輪に向けたルールに則った日本のチームから学んでほしいと言う。

 北谷・美東チームのキャプテン、津覇心音さんは「ピッチャーの投げ方もそうですが、彼らはいろいろなプレーをするので、勉強になります。彼らと試合をしながら、自分たちの苦手なところや得意なところをもっと引き出せるような練習もできます」と話す。

 北谷中学校ソフトボール部の稲嶺守彦監督は、米国人選手と対戦することは生徒にとって良い機会であると語った。異なる雰囲気の中でプレーすることで、緊張感を持ちつつも、その状況を打破する必要があるからだ。

 

写真・文 槙山由江 ビッグ・サークル/大きな輪

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