キャンプ・富士諸職種共同訓練センター -- キャンプ・富士諸職種共同訓練センターに駐屯する若手の海兵隊員たちが去った九月の週末に御殿場市にある国立中央青少年交流の家で英語キャンプのボランティアを行いました。
隊員と子供たちは三日間、毎日数時間を共に過ごしました。子供たちの英語レベルは今日初めて英語と触れ合う子から、日常会話ができるレベルまでまちまちでした。
初日は言わずもがな、子供たちの中には見知らぬ大人、それも異国の言葉を話す大人たちに委縮してしまった者もいました。
キャンプ・富士の基地渉外官のクエンティン・文乃さんは「とても順調にいっていると思います」と答えました。「最初は子供たちはとても恥ずかしそうにしていましたが、3つめのアクティビティーには、互いに馴染んできて、緊張も解け始めて大分リラックスして活動出来ているようでした。隊員達とも仲良くなってきているようでしたよ」
何名かの隊員は女の子たちのリードで一緒に遊んでいました。補給中隊兵のセレナ・クルズ・アラヴェズ3等軍曹と射場管制室所属のブリセニア・ロホ伍長は砂場でお城を一緒に作りました。
「女の子たちの緊張をほぐそうとしてるの」とロホ伍長が言いました。「彼女たちはとってもシャイだわ。それに女の子たちは向こうからグイグイくる感じでは無かったから、こちらから彼女たちの遊びに混ぜてもらうことにしたの」
ロホ伍長は日本での自身の体験で、あまり知らない言葉を話すむずかしさをもとに子供たちの英語を話すのをためらう気持ちがわかると言いました。
英語キャンプ中、隊員達はいくつものアクティビティーを子供たちと行いました。
初日は子供たちと隊員達が交流を深め、お互いを知るためのアクティビティーを中心に、二日目はキャンプ・富士の基地内ツアーが行われ、焚き火の歌を歌ったり、ゲームをしたり、ダンスを踊って締めくくられました。そして最終日は子供たちは隊員達の助けをかりて短いスピーチの原稿づくり、それを家族の前で披露しました。
射場管制室のデスクオペレーターのエマリン・デルタ・マギオラ上等兵は子供たちから大人気で、子供を肩車してたり、あるいは手を高く上げて子供たちにハイタッチをさせたりする姿がみられました。彼女は海兵隊の一員として、日米関係に貢献するのは当たり前だと考えます。
「海兵隊は皆さんを助けるためにここにいることを知っています。私たちは友達です。私たちは皆さんの国に駐屯させてもらっている間は自分たちが出来るだけの事をコミュニティーのみなさんのために行う努力をします」とマギオラ上等兵。
「このイベントが彼女たちの子供時代の思い出として残ればうれしい」
(仮訳)
Translated by Aya Ichihashi