CAMP FOSTER, Okinawa -- 長い夏休みが終わり、新しい学年のスタートを迎えるクバサキ高校。
久しぶりに会う友達と夏休みの出来事をおしゃべりしている生徒、この夏初めて沖縄に引っ越してきて不安顔な生徒たち、子供たちが学校に戻って満面の笑みの保護者達。
高校の中庭にはクバサキ高校のシンボルであるドラゴンの着ぐるみを着たマスコット、そしてドラゴンの大きなエアーディスプレイにクバサキ高校と書かれたアーチトンネルと共に大太鼓2台が生徒達を迎えました。
大太鼓2台は沖縄市で池武当新垣三線(さんしん)店を営む、新垣喜盛さんによってクバサキ高校に寄贈されました。「こんなに大きな学校だと思わなかった。内地では毎月のように太鼓の大会が開催される。アメリカで活躍している大谷選手のように、生徒たちが将来太鼓の大会でチャンピオンになってくれたら嬉しい。日本の伝統的な文化に触れてもらえたら」と優しい目を細めて新垣さんは語りました。新垣さんは1962年から10年間うるま市にある海軍のホワイトビーチ基地に勤めてたそうです。1978年から80歳を超えた現在に至るまでずっと三線製作を行っています。
ジェームズ・ストレイト校長が始業式の挨拶を行い、大太鼓の演奏がレイ教諭とキンケイド教諭によって行われました。両教諭とも以前、青森県の三沢基地内の学校に勤務していてその時大太鼓を習っていたそう。
大太鼓の演奏に生徒たちから大きな拍手がわきました。
そして今年度の教員の紹介が音楽とスモークが焚かれる演出で始まりました。
自分の好きな先生がスモークの中から登場するたびに生徒達から大きな歓声があがりました。
教員紹介が終わると、新垣さんの紹介となりました。新垣さんはにこやかな笑顔で生徒たちに「あなたたちは最高です」とエールを送りました。ストレイト校長が大太鼓寄贈についてお礼を述べ、新しい学年の始業の合図であるベルを新垣さんが鳴らし、本日8月21日より2023―2024年度のクバサキ高校はスタートです。