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北風が肌寒い11月末、海兵隊キャンプ・フォスター図書館で子供たちの楽しい声と日本語と英語が飛び交う、二か国語交流会が開催されました。 毎月行われるこの二か国語交流会は、日本語を学びたい参加者と英語を学びたい参加者が互いの言葉を教えあい、そして相互理解を深め、お互いの国の文化や習慣を学ぶために開催されています。

Photo by AYA ICHIHASHI

二か国語交流会

3 Dec 2023 | Aya Ichihashi Marine Corps Installations Pacific

北風が肌寒い11月末、海兵隊キャンプ・フォスター図書館で子供たちの賑やかな声と日本語と英語が飛び交う、二か国語交流会が開催されました。

毎月行われるこの二か国語交流会は、日本語を学びたい参加者と英語を学びたい参加者が互いの言葉を教えあい、そして相互理解を深め、お互いの国の文化や習慣を学ぶために開催されています。

海兵隊キャンプ・フォスターSMP(シングル・マリーン・プログラム:独身や単身で赴任してきた海兵隊や海軍の隊員たちのための青年会)の会長を務めるデイビッド・メンデス伍長はこの交流会のキーパーソンです。彼は時間が許す限り、SMPのメンバーを取りまとめ、地域交流イベントのボランティアを率先して行い、先日その貢献を表彰されたばかりです。

「沖縄が大好きで、沖縄での勤務があと3年延長と決まって今とても嬉しい」と笑顔のメンデス伍長。

参加者が次々と集まり、英語で簡単な自己紹介後、4つのグループに分かれて交流会がスタートしました。最初は日本語でスタート。交流会に参加するだけの事はあり、流ちょうな日本語を話す参加者に一同はびっくり。

参加者の一人のウェイン・ミラー1等軍曹は第1海兵航空団所属で、7月に来沖したばかり。配偶者のマイラさんと夫婦で参加していました。二人とも沖縄が好きだと他の参加者に語りました。沖縄は人も優しい、ご飯も美味しい、そして文化も興味深いと。ミラー1等軍曹は現在マイラさんからスペイン語も習っているそうで、3か国語を話せるように勉強中です。たった数か月の独学の勉強でミラー1等軍曹は日本語での簡単な日常会話は出来ていて、会話が成り立っていました。

同じく第1海兵航空団所属のエイドリアン・トーレス少尉もこの7月に沖縄に。トーレス少尉は流ちょうに日本語を話し、参加者を驚かせた一人です。彼は大学で日本語を専攻したそうで、今回の赴任を機に、更に日本語をブラッシュアップしていきたいと話しました。「やはり、使わないと日本語を忘れてしまう。大学生の時はもっとたくさんの単語を覚えていた」と少し悔しそうでした。

海軍第3医療大隊に所属のチャム・チマウ2等軍曹も同じく7月に沖縄に赴任してきたばかりで、日本語もつい最近習い始めたと答えました。こうした交流会に参加する事により、地域の人々と交流を持つことでたくさんの事が学べ、とても楽しいと述べました。月に一度ではなく、隔週で行ってほしい、とも。顔なじみになるうちに、もっと深い事を話せるような友情を育んでいけたら嬉しいと語りました。

参加者の一人、宮城理沙さんは今回2回目の参加で、もともと英語に興味があり勉強をされていたそう。「この交流会を通じ英語のブラッシュアップをしていけたら」と抱負を語りました。

また、3人の子供たちと参加した石垣絵里奈さんは宮城さんに進められて今回初参加。石垣さん自身が英語に興味があり、もっと学びたいと思い参加を決めたそうです。

参加者同士でお互いの国の文化や習慣を学び、説明するうちに自国の事を更に学ぶ良い機会となり、お互いを刺激をしあいあい、効率よく学べるノウハウや自分の勉強法を教え合える二か国語交流会。

今年最後の交流会の開催は12月28日木曜日を予定しています。

 

 


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