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海兵隊キャンプ・フォスター図書館で毎月最終金曜日に午後6時から二か国語交流会が始まりました。

Photo by Aya Ichihashi

二か国語交流会

7 May 2023 | Aya Ichihashi U.S. Marine Corps Forces, Pacific

海兵隊キャンプ・フォスター(沖縄県北谷町)の図書館で毎月の最終金曜日に午後6時から二か国語交流会が3月より始まりました。この交流会は図書館のスタッフである下西沙季さんが考案しました。もともと下西さんは基地で働く海兵隊の兵士、民間人やその家族たちが言葉も文化も異なる日本での生活を最大限に楽しく、有意義なものにしてほしいと思い日本語のクラスを開講しました。そしてこの交流会は生徒達が習得した日本語をどこかで使える機会はないか?と考えている時に、英語を学びたい人たちと交流しつつお互いが日本語・英語を教えあいをすればウィン―ウィンの関係を作れるのでは、と思いつきスタートさせました。座学ではなく、「友達」を作りながら楽しい時間を共有し、参加者全員が満足できるイベントとなるよう試行錯誤をしていきたい、と下西さんは語りました。

第2回目の開催となった4月28日の午後6時、フォスター図書館には日本語を学びたい基地関係者と英語を学びたい一般の方達が35名ほど集まり、部屋は活気であふれました。

もはや文化交流会やボランティアではお馴染みとなったキャンプ・フォスター所属のデイビッド・メンデス伍長とキャンプ・シュワブ所属のジャスティン・カーシュナー3等軍曹の姿もありました。メンデス伍長は現在、キャンプ・フォスターで5月14日開催予定のエイサーイベントのために、司令官を含む、海兵隊の兵士たちと北谷町栄口(えぐち)青年会と同町謝苅(じゃーがる)青年会の協力のもと、週に2回エイサーの猛特訓をを受けています。

「今メチャメチャ忙しい~」と日本語で近況報告をしてくれたメンデス伍長。

カーシュナー3等軍曹は7月に沖縄を離れる予定です。

まだまだ固い雰囲気を打破するべく、まず全員が名前順でアルファベットのAからZまでの大きな輪になり、簡単な自己紹介を始めました。

基地関係者は知っている限りの日本語で、日本人は英語で行いました。

そのあとは小さいグループに分かれ、参加者同士、今回のトピックである<好きな食べ物やお勧めのレストラン>を20分間、日本語でディスカッションを行いました。

各グループが、自分の好物とお勧めのレストランを他のメンバーに語らい始めました。

MCCS沖縄(海兵隊基地の福利厚生を担う組織)でITテックとして働くヘクター・ニエベスさんは自身のペパロニピザへの愛を切々と日本語で語っていました。

ちなみに、話題にたくさん上った食べ物は、ラーメン、焼肉、ハンバーガーでした。

日本語の後は、英語に切り替えてまた同じトピックについてディスカッションを行いました。

基地側からの参加者の一人であるマヤ・フェレルさんは海兵隊の基地でカウンセラーとして去年10月に沖縄に赴任してきました。初めての海外生活ということもあり、孫や子供たちに会えないのはとても寂しいし、日本に来るまでに葛藤はあったけれども、今は沖縄生活をエンジョイしていると語りました。今回は日本語を習ってみたいと参加を決めたと話しました。

県内の中学校に通う前嶋すいさんは、家族で参加しました。すいさんの両親が仕事で海外とのやり取りが多く、本人も英語に大変興味があると語りました。将来は海外で仕事をやってみたいと目を輝かせて答えてくれました。

参加者の中には留学や仕事などで英語圏で生活をしたことがある経験者たちもみられ、英語の能力をキープさせるために英語の交流会には進んで参加する様にしている、と語る人もいました。

次回は5月26日に開催予定です。 

 

 

 


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