ブレイディ・シムズ二等兵が静かな土曜日を楽しんでいるときそれは起こりました。
地元の女性が転倒し、落下してしまったのです。
シムズ二等兵は海兵隊第三海兵遠征軍(III MEF)情報群(MIG)第5航空艦砲連絡中隊(ANGLICO)の車両オペレーターとして日夜訓練に励んでいます。
その訓練の積み重ねが、とっさの行動につながったと彼は振り返ります。
6月7日、シムズ二等兵はアメリカンビレッジ(北谷町)でライランド・ソイヤー上等兵と共に海沿いを歩いていました。その時、消波ブロックから滑って約5メートルほど頭から落下した女性を目撃しました。その瞬間彼の体が脊髄反射の様に救助へ向かうべく動きました。
「私はすぐに女性のところまで飛び降りました。女性には頭部出血があり、かなり痛がっているのを確認しました。自分のシャツを脱ぎ、患部の圧迫止血を行いました」とシムズ二等兵はその時の緊迫した状況を語りました。
彼は女性の家族に救急車を呼ぶように頼み、周りの人には氷の手配を指示しました。
海兵隊の応急処置訓練で得た知識を活かし女性に処置を行った後、頭部外傷による兆候を注意深く観察していたと語るシムズ二等兵。救急隊が到着するまで現場を取り仕切り、ソイヤー上等兵と共に女性のそばを離れず見守り続けました。
「基本的なファーストエイド訓練を受けていたので、女性を救護できると思いました。自分たち以外に彼女を助けられる人が見当たらなかったので、すぐに駆け寄っただけです。」
救急隊に女性の状況を細かく説明し終わった後、女性の家族から心から感謝をされたそう。
女性の家族がとても感謝してくれて「このご恩をどうお返しすれば?」と聞かれたとシムズ二等兵は語りました。
シムズ二等兵たちは「気にしないでください。人助けは当たり前のことです」と答えたそう。
彼らの行動は、海兵隊の「国が呼べば最初に戦いに向かい、必要なときには最初に支援に向かう」という価値観を体現したとものとなりました。
<仮訳>
正文は英文とする。英文のほうはこちらをクリック。