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海兵隊キャンプ・ハンセンのUSO(米国慰問協会)で10月27日、ハンセンの地域交流活動で日頃から交流のあるこども園の園児330名ほどを招待し、ハロウィンイベントが’おこなわれました。 ハンセンに所属するたくさんの隊員たちがボランティアでイベントを盛り上げました。

Photo by AYA ICHIHASHI

海兵隊キャンプ・ハンセンのハロウィンイベント

1 Nov 2023 | Aya Ichihashi Marine Corps Installations Pacific

秋晴れの気持ちいい風が吹く10月27日、海兵隊キャンプ・ハンセンのUSO(米国慰問協会)の駐車場にたくさんのボランティア隊員たちが集まりました。

駐車場にはMCIPAC(海兵隊太平洋基地)の消防車、軍車両、CRRC(戦闘強襲偵察舟艇)、EOD(爆発物処理班)のロボット、飛んだり跳ねたりできるエアー遊具、そしてたくさんのお菓子が用意され、子供たちの訪れを今か今かと待っています。

今回のイベントに参加するのは日頃からキャンプ・ハンセンと交流のある地域のこども園に通う330名ほどの園児たちと軍属の子供たち数十名です。基地の隊員たちが地域交流の一環で毎週のようにこども園を訪問しています。

園児たちはみんな思い思いの仮装をして、わくわくした顔でバスから降りてきました。

園児たちを迎えたのはお菓子を持った海兵隊員たちで、「ハロー、ようそこ!」と笑顔で子供たちにお菓子を配っていきます。子供たちは緊張した面持ちで、でもお菓子を貰えるのは嬉しいのではにかみながら「サンキュー」ってお礼を述べていました。

子供たちに人気だったのがEODのロボットたち。隊員の巧みな遠隔操作でアームの部分にお菓子を握り、バスから降りてくる園児たちを迎えました。小さい子供たちは果敢にアームからお菓子をゲットし、満面の笑みでした。ロボットに興味のある子どもは「かっこいい!すごい!」と大興奮。逆に5歳児たちは初めて見る大きなロボットにおっかなびっくりで、お菓子を貰っていいのか、どうしたらいいのかしばらく距離を保っていました。ロボットを操作していた第9エンジニア支援大隊のグラス・アンドリュー3等軍曹は「ロボット操作は意外と簡単で、1週間ぐらいみっちり訓練したら操作できるようになる。大人よりゲームに慣れてる子供たちの方がすぐにリモコン操作を覚えると思う」と語りました。

ロボットブースの前には見上げるぐらい大きい赤くて格好いい消防車に乗って、消防士のおもちゃの帽子ももらえてご満悦の園児たち。MCIPAC消防隊予防課の島袋義孝さんは「ちょうど今、秋の火災予防運動の時期で地域の子供たちにも火災について学んでもらえるいい機会になればよいと思う」と語りました。

イベントの主催であるキャンプ・ハンセンUSOのマネージャーのマリ・ベラスケスさんは「去年に引き続き、地域の子供たちを招待してこんなに素敵なイベントを開催できてとても嬉しい。こどもたちにとってハロウィンは特別なイベントだから楽しんでもらいたい。これからも地域コミュニティーとのイベントを続けていきたい」と笑顔で述べました。

駐車場の隣の芝生の方ではゲームが行われていて、子供たちが参加してお菓子を貰っています。ハロウィンテーマのすべてのゲームはUSOスタッフによる手作りだそう。CRRCに子供たちや引率の先生を乗せて、それを押す海兵隊員は汗びっしょりとなっています。汗を拭きつつ、子供たちに笑顔を向けて一言二言話すというほほえましい光景が見られました。

今回USOのイベントに賛同し地域コミュニティーのためにショッピングカートいっぱいのお菓子をプレゼントした在沖米国総領事館。広報文化課のニコール・リマ  ヌチェリ領事は去年からUSOとコミュニティー活動を計画しており、ちょうどハロウィンはアメリカのイベントなのでサポートするには最適だと思ったそう。リマ  ヌチェリ領事自身も二児の母親で、日米の子供たちの笑顔が溢れる今回のイベントをサポート出来てとても嬉しいと語りました。「もし来年もこのイベントが開催されるなら、是非ともまた参加したい」

たくさん遊んで、お菓子もバッグいっぱい貰って、笑顔いっぱいの子供たちはキャンプ・ハンセン渉外官の嘉陽貴幸さんに「また来週ね、嘉陽さん!」と声をかけて帰路につきました。

 


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