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感謝祭も終わり、クリスマスのデコレーションが目立ち始めた12月5日、たくさんの人々が普天間航空基地のチャペルに集い、英会話クラス恒例のクリスマス会に参加しました。

Photo by Aya Ichihashi

海兵隊普天間航空基地チャペルのクリスマス会

6 Dec 2023 | Aya Ichihashi Marine Corps Installations Pacific

感謝祭も終わり、クリスマスのデコレーションが目立ち始めた12月5日、たくさんの参加者が普天間航空基地のチャペルに集いました。

子供たちが空いたスペースでバルーンで遊んだり、顔なじみの参加者と談笑する人々、おいしそうな料理をチェックする人々、待ちきれなくてドーナッツをつまみ食いをする人など、みんなお待ちかねのクリスマス会の始まりを今か今かと待っている人たちで賑わっていました。

アンソニー・ジョンソン従軍牧師は6月に沖縄に赴任してきたばかりで、普天間基地のチャペルが彼の従軍牧師として初めての赴任先だと語りました。ジョンソン牧師が手掛ける基地と地域コミュニティーを結ぶ「宜野湾ラブ・ワンファミリー」で地域の老人ホームや学校を訪れ、とても良い交流を持てたと語りました。「私たちの愛を基地内だけでなく、基地の外にも広げたいのです」

毎週火曜日に同チャペルで地域交流イベントとして行われる英会話のクラスは、ボランティアの海兵隊員たちと英語で交流を持ちながらお互いの国の文化や習慣、歴史を学べて非常に人気が高く、常時100名前後の参加者が集まります。

海兵隊キャンプ・フォスター所属のカルロス・ボールダラマ3等軍曹は去年からほぼ毎週参加しているボランティアの一人で、沖縄が大好きすぎて3年の任期のあと、更に3年延長し、現在4年目です。「私は故郷はとても小さい町で、沖縄に赴任してきたことは私の人生を変えました。交流会を通して日本語はもちろん、沖縄の方言も覚えました」

海兵隊普天間航空基地所属のジョサイア・セインズ上等兵も3か月前から毎週参加しています。「参加者のみんながとっても優しくて、尊敬しあっている事を学びました。私はあと2年ちょっと任期が残っていますが、その後出来るだけ長く沖縄に居られるようにしたいです。私は沖縄が大好きです」

ジョンソン牧師と、英会話クラスを主催する染井清子(通称キキ)さんが英語と日本語で祈りをささげると、みんなが待っていた食事の時間となりました。去年同様、ポットラック(一品持ち寄り式)パーティー。自慢のレシピで作った料理を参加者に披露できる機会でもあります。たくさんの参加者を見ながらキキさんが「今年もたくさんの参加者が集まって本当に嬉しい。去年コロナがおさまって、クラスを再開した時は2,30名しかいなかったのに、今では毎週100人前後の参加者がいて、みんな本当に家族のように仲がいい。文化も言葉も違うけど、こうして一つになれる機会はとても大事だし続けていきたい」と改めて地域交流の大事さを語りました。

たくさんあった料理がどんどん空になっていき、参加者たちのおなかを満たし始めたあたりでSMPキャンプ・フォスター会長のデイビッド・メンデス伍長のエムシーでゲームが始まりました。キキさんがいつも面白いゲームを用意して参加者たちを沸かせます。

今回は片手で風船をポンポンしながらカップスタッキングを7名1組で行い競うゲーム、目隠しをして味方に場所を教えてもらいながらキャンディーを探すゲーム、そして最後は一番白熱するミュージカル・チェアー、そう椅子取りゲームです。

屈強な海兵隊員たちを制し、椅子取りゲーム3位入賞した芦澤宏枝さんは5年近く毎週英会話のクラスに参加しています。元々英語が好きで独学で勉強していて話す機会が欲しくて参加し始めたそう。「日本語を学びたい人がいれば、教えたいのもあった。いろいろな人と話す機会が多いので知らない単語が出てくると書き出したりしてそれもよい学ぶ機会になる。参加している海兵隊の人たちはみんな親切で優しい。これからも参加を続けていく」

お菓子を両手いっぱいに握って嬉しそうな子供たち、新しい友人が出来て嬉しそうな参加者たち、そしてなにより帰路につく参加者みんなが笑顔で満ち足りた顔でイベントは終了しました。

 

 


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