日暮れが早くなり、少し肌寒い日が続く12月12日の夕方、宜野湾市真志喜公民館にはたくさんの児童たちが集まりました。児童たちはみな地元の幼稚園・小学校に通う子供たちで、毎週木曜日に一般社団法人宜野湾子どもゲンキ食堂の代表理事を務める又吉茂さんが真志喜公民館で開く「真志喜寺子屋」に参加する子供たちで、その中には又吉さんが携わるフリースクールに通う子供たちの姿も。
テーブルには子どもゲンキ食堂が用意したたくさんのごちそうが並び、子供たちはお皿いっぱいにしつつ、その目は海兵隊普天間航空基地から持ち込まれたおもちゃたちに釘付けです。
海兵隊普天間航空基地司令官ウィリアム・パカーティ大佐、ジェレミー・シーゲル副司令官、ジェフリー・ヴァンデントップ最先任上級曹長、アンソニー・ジョンソン牧師、そしてハッチンソン・清子さんが両手いっぱいのおもちゃを次々にステージに並べます。普天間航空基地が地元コミュニティーとのつながりを深めるために行っている「宜野湾ラブ・ワンファミリー」の一環で今回地元の子供たちに少し早めのクリスマスプレゼントを持ってきました。
ジョンソン牧師が指揮を執る宜野湾ラブ・ワンファミリーはこれまでゲンキ食堂の炊き出しを支援したり、こどもたちをBBQに招待したり、スポーツイベントを同市の中学校で開催したりと精力的に活動を続けて地域との交流に尽力してきました。
パカーティ司令官は地元との信頼関係を結ぶのはとても重要だと語ります。佐喜眞淳宜野湾市長ととても良い関係を今後も続け、良い隣人として地域交流と通じ地域コミュニティーとの関係を深めていきたいと述べました。
おもちゃは低学年のこどもたちから選ぶことができ、お兄ちゃんたちは自分が目をつけてたおもちゃが無くならないかハラハラしたりして自分の学年の番を待っています。保護者に連れられて、自分の気に入ったおもちゃを手にした子供たちは満面の笑顔です。
イベントに訪れた佐喜眞市長は様々な地域交流を通し、海兵隊普天間航空基地との信頼関係が良くなっていると感じています。また、イベントやボランティアを通じての基地との交流は子供たちや地域の方々にとっても良いことだと語り、宜野湾市としても今後支援していきたいと述べました。
来年も新年早々の餅つき大会や、スポーツイベントなどが企画されており、子供たちもボランティアたちも楽しみにしています。